【感想】「甘々と稲妻」2巻-食卓を囲むほわっとした瞬間がたまらない。

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雨隠ギド「甘々と稲妻」第2巻の感想です。相も変わらず、先生、つむぎ、そして小鳥の擬似家族的食卓が丁寧に描かれます。

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あらすじ

友人のしのぶに、先生・つむぎと料理を作っていることがばれてしまった小鳥。小鳥が料理の上達をするために頑張っていると早とちりしたしのぶは、親切心から小鳥に自分も協力することを申し出る。そしてつむぎのたっての願いもあり、小鳥の母が営む「恵」で餃子パーティーをすることに。しかし犬塚に密かな思いをよせる小鳥は、しのぶの申し出に少し複雑な胸中-。(「おともだちとギョーザパーティー」より)

感想

犬塚とつむぎ、そして小鳥が手をたずさえて料理に挑戦し、食卓を囲むという図式を確立した1巻。そしてこの2巻では小鳥の友人・しのぶ、そして犬塚の友人・八木が登場します。といっても基本はいつもの三人。安定のほんわか料理マンガです。

つむぎの嫌いな野菜を何とか食べさせようと努力する先生と小鳥。お母さんの思い出の味を再現しようと慣れないイカに苦戦する三人。いろんな種類の餃子を囲んで、皆で食べるご飯のおいしさを再認識するメンバー。どのお話にもほんわかあたたかいごはん、ほかほかの気持ちがそこにあります。手作り、作りたてのご飯を笑顔で食べることができる。ぜいたくですね~。

「その10 お祭りと五平餅」では、お父さんとはぐれて迷子になってしまったつむぎ。必死に探す犬塚と小鳥がつむぎを見つけた時、父親である犬塚が取った行動は-?これまでとはちょっと違う、親子の関係が描かれるエピソードも。

という感じの第2巻。人気が爆発した第1巻の勢いそのまま、おいしさ+楽しさ満開の料理+ファミリーマンガです。しかしそんな中、少し気になるのは小鳥の様子。犬塚とつむぎが食卓で親子の絆を深めていく様子を、なんだか寂しげな表情でみつめる様子が気になります。いつもはそんなこと全然気にしない、健気で明るいそぶりを見せながらも、実はお母さんともっとふれあいたい、お母さんと一緒にご飯を食べたい、そんな思春期にまっさかりの少女の気持ちが伝わってきます。小鳥の気持ちは第3巻で満たされるのか?続きがますます気になります。

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