眉月じゅん「恋は雨上がりのように」5巻 感想

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小説を手にとって振り返る、文学に染まった?あきらが表紙の眉月じゅん「恋は雨上がりのように」5巻を読みました。

衣代わりもして文化祭の季節。あきらのクラスではお化け屋敷をすることに。そこに遊びに来たバイト仲間のユイと、「好きな人」について語るあきら。その真摯な横顔が、あきらの店長に対する恋心を良くあらわします。あ、もちろんユイには恋愛対象が店長であることはナイショ。

そして今巻で再びクローズアップされるのはファミレスのバイト仲間・加瀬(♂)。大学生である彼は2巻であきらになかば強引にデートを迫った「少し嫌なヤツ」ですが、意外な一面を持つことが明らかに。血の繋がらない姉を持つ彼と、あきら・店長親子が植物園でばったり出会って…?

とある理由で少し寂しげな表情を見せる加瀬。後のバイトでもあきらに優しかったり…。あれ、結構いいやつじゃん(笑)。嫌なヤツの意外な一面が見えると、なんだかホッとしますね(しませんか?)。

続いて「友だちとして」、古本青空市でデート?するあきらと店長。その後、近藤は本に夢中になリ過ぎたことをあきらに詫びますが、逆にあきらは「そんなあなたがいい」と彼に伝える。文学に対する忸怩たる思いを抱き、自分に自信が持てなくなっていた彼が、はるか年下の女子高生に思いがけず肯定された瞬間。

相手にそんな意図はなくてっも、何か救われたような気持ちになること、ありますよね。そんな一人の人間の心の描き方が、この漫画は実に巧みです。そしてそれがゆえか?ふとしたあきらの表情にドキッとしてしまう店長。これが次巻以降の伏線なのかー。相変わらず続きの気になる「恋は雨上がりのように」第5巻でした。。

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