マンガ盛

漫画の感想、おすすめのおもしろい漫画紹介など。単行本派です。

【感想】「波よ聞いてくれ」1巻ースープカレー店員→ラジオDJにジョブチェンジ?

      2016/01/21

沙村広明「波よ聞いてくれ」1巻

沙村広明「波よ聞いてくれ」第1巻を読みました。なかなか男前な金髪女性がマイクを手にいきっている表紙絵。彼女の活躍や如何に。

あらすじ

札幌のスープカレー店員・鼓田ミナレは男と別れたばかり。荒れている5日目に飲み屋で偶然知り合った男・麻籐に失恋のくだをまく。翌日カレー屋でそつなく働くミナレ。しかし店内のラジオから流れてきたのは、前日自分が赤裸々に語った失恋の恨みつらみだった…。

感想

作者の沙村広明氏といえば代表作「無限の住人」に見られるように、ハードなバイオレンスを描かれる作家さん、というイメージ。しかし本作「波よ聞いてくれ」は完全な現代劇。しかもあとがきによると「ラジオと恋愛の話」だそう。え、そうなの?恋愛の話あんまりないけど(笑)。それは沙村氏も「これどういう漫画なんだろう?」と自覚されているようです。

物語はミナレがラジオ局に殴りこんでから急展開。勢い余ってラジオの生番組で思いの丈をぶちまけるミナレ。それが元でスープカレー店員の座を失いかけたところ、麻藤から「DJをやってみないか」と持ちかけられ、ミナレはラジオの世界へ足を踏み出す…という流れ。

…とここまで書くと業界サクセス・ストーリーのような雰囲気ですが、そこにスープカレー店のすったもんだ、そして多少の恋愛要素(笑)も絡んで、とかくあわただしい「波よ聞いてくれ」。なによりテンポのよいセリフ回し、絶妙なボケとツッコミが劇画調な絵柄と相まって、読者の笑いを誘います。これはおもしろい!

というわけでミナレの破天荒な人生から目が離せない漫画「波よ聞いてくれ」。ミナレは本当にラジオDJになれるのか?スープカレー店の運命は?そして恋愛は描かれるのか?第二巻を刮目して待ちたいと思います。

「波よ聞いてくれ」1巻の名言

お姐さん
この放送はアンタから逃げた彼氏も
アンタの未来の彼氏も聴いてる可能性がある
叩きつけろ 言葉を

ラジオ局に殴りこんだミナレに麻藤がかけた言葉。マイクの向こう側に言葉を叩きつける。ラジオって過酷な世界なんですね(ホントか)。

 - コメディー

広告1

広告1

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

九井諒子「ダンジョン飯」2巻
【感想】「ダンジョン飯」2巻ー本格の中に笑いがあるダンジョングルメ漫画、第2巻

大人気のファンタジーRPG風ダンジョングルメ漫画「ダンジョン飯」の第二巻です。 …

朝陽昇「三人娘は笑うて暮らす」
【感想】「三人娘は笑うて暮らす」-ちょっと謎めいた三姉妹のかしましいおしゃべり。

IKKI COMIX、朝陽昇「三人娘は笑うて暮らす」。単巻完結のコメディー漫画で …

ハルロック1巻
【感想】「ハルロック」1巻ー女子大生+電子工作のゆるゆるコメディー

あらすじ 幼いころは分解魔だった女子大生・向坂晴(さきさかはる)の趣味は電子工作 …

ダンジョン飯
【感想】「ダンジョン飯」1巻-食料現地調達な冒険者たち。

九井諒子「ダンジョン飯」1巻の感想です。タイトルからしてユーモア巻あふれるこの「 …