【感想】「絶叫学級」1~3巻ー定番のスタイルながらじんわりくる怖さあり

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集英社「りぼん」にて連載され2015年3月に完結、全20巻が発売されているホラーコミック「絶叫学級」。以前から気になっていた漫画の一つですが、電子書籍サイト各社で1~3巻が期間限定無料になっていたので読んでみました。

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あらすじ

小学6年生の美緒は、クラスのみんなが持っている携帯ゲームが欲しくてたまらない。しかし母親が買ってくれるはずもなく、一人ゆううつ。しかしある日、ゲーム内の出来事が現実になる、不思議なゲーム機を拾う。次第にゲームのとりこになっていく美緒。しかしそのゲーム機には恐ろしい秘密が…。(1巻「1時限目 悪魔のゲーム」)

感想

小・中学生の女子が主人公のオムニバス・ホラー。ご覧の通り絵は抜群のうまさ。しかしこの絵柄でホラーは大丈夫?と思いきや、これがなかなかどうして、落とし所を絶妙で安心の怖さ。

各話は一話完結なのですが、物語の前後にはストーリーテラーである謎の少女・「黄泉(よみ)」のモノローグが入ります。

オッドアイで下半身の無い(!)彼女。どうやらこの世のものではなさそうですが、その正体は…?

オムニバス・ホラーの代表格と言えば「アウターゾーン」とその語り部「ミザリー」を想起するのですが、形式としてはまさにそんな感じ。そして少女漫画誌の連載だからといって変に「いい話」にまとめようとするのではなく、イヤゲな感じで話が終わることが多いところに好感(?)を感じます。心霊・理不尽・イジメ、そして人の心の闇…。かわいい絵柄とは裏腹に、絵的にも物語的にも割りと容赦無い描写があるこの「絶叫学級」。クオリティの高いホラー・コミックです。

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