いまさらではあるのですが最近、ダストダスの特性ダストオキシンをクレッフィ(XY11)の特性「ワンダーロック」で発動させる、というデッキを見かけまして。
なるほど!おもしろいですね。念のため各カードのテキストを書き出しておくと、
・ダストオキシン(ダストダス)
このポケモンに「ポケモンのどうぐ」がついているなら、おたがいの場・手札・トラッシュのカードに書かれている特性(「ダストオキシン」をのぞく)は、すべてなくなる。
・ワンダーロック(クレッフィ)
この特性は、このポケモンがベンチにいるなら、自分の番に1回使える。このポケモンについているすべてのカードをトラッシュし、このポケモンを「ポケモンのどうぐ」として自分のポケモンにつける。このカードをつけているポケモンは、相手のM進化ポケモンからワザのダメージを受けない。ポケモンについているこのカードは、相手の番の終わりにトラッシュする。
です(テキストはいずれもポケモンカード公式より引用)。
特性とメリット
ダストダスの特性「ダストオキシン」は、ダストダスに「ポケモンのどうぐ」、例えばかるいしやちからのハチマキやソウルリンクなどがついていれば発動し、ダストオキシン以外の特性を全て無効にしてしまうというもの。
一方、クレッフィの特性「ワンダーロック」は、クレッフィがベンチにいるならば、クレッフィ自身を「ポケモンのどうぐ」として自分のポケモンに付けることができる、というもの。
つまりクレッフィを特性でダストダスに付ければ、特性ダストオキシンが発動できる、ということに。これの何がメリットかというと、特性によるグッズロック下でもダストダスにポケモンのどうぐを付けられる、ということにあります。
例えばオーロット「もりののろい」やラフレシア「イライラかふん」が発動している状況でも特性によりクレッフィをダストダスに付けることができ、グッズロックを解除できる、というわけです。ブルブルは解除できませんけどね。
疑問
さて、そこで疑問がわいてきませんか?
- ダストオキシンが発動したあと、ダストダスに付いたクレッフィははがれないのか?
- 仮にはがれない場合、ダストオキシンが発動中、クレッフィが付いたポケモンはM進化ポケモンからワザのダメージを受けるのか?
- 3の状態で相手の番が終わったあと、クレッフィはダストダスからはがれるのか?
クレッフィは特性でダストダスに付いたわけだから、その特性が無効になったらワンダーロックのテキスト処理はどうなるの?ということですね。
なおこれは使ったあと、相手のターンの終わりまで特性を無効にするサポート「オカルトマニア」を使った場合も同様です。
回答
疑問は解消しておかないと、実際のバトルで困ったことになるかもしれません。というわけでポケカ公式にダストオキシンとワンダーロックについて質問してみました。
以下、公式からいただいた回答を元に記載しておりますが、内容は筆者が編集したものです。予めご了承ください。
先の1~3で挙げた疑問の回答は、
- ダストダスからクレッフィははがれない
- クレッフィが付いたポケモンはM進化ポケモンからワザのダメージを受けない
- 相手の番の終わりにクレッフィは付いているポケモンからはがれる
です。
ポイントは、ワンダーロックを使ったあとのクレッフィは「ポケモンのどうぐ」になっている、ということ。なのでダストオキシンやオカルトマニアの影響を受ける存在ではないわけです。
M進化からダメージを受けない、相手のターンの終わりにはがれる、といったワンダーロックの内容は「特性」として書かれているためにややこしいですね。
要は特性発動後のクレッフィは「M進化からワザのダメージを受けず、相手のターンの終わりにはがす『ポケモンのどうぐ』である」と考えると、わかりやすいかと思います。すでに「特性」は関係なくなっている、ということです。
まとめ
以上、ダストオキシンが発動している時、クレッフィのワンダーロックはどうなるか問題、でした。
これ、実は最近まで勘違いしていた部分もあり、公式さんに聞いてスッキリ!しました。やっぱり疑問はなんでも解消しないといけませんね。
全国1000万のダストダスファンの方の参考になれば幸いです(そんなにおらん)。
コメント