拡張パック「コレクション サン」「コレクション ムーン」、そして草・炎・水のスターターパックが発売されてからもうすぐ一週間。欲しいカードは集まりましたでしょうか。
巷ではジュナイパーGXが猛威をふるっているようで。筆者も息子のジュナイパー・ミルタンクとバトルしましたが、発売前の評判を上回る強さですね。ありゃ反則だ。
12/9よりのルール変更
そして周知の通り、12/9より一部ルールとレギュレーション名称が変更になりました。
- 場の準備をする前にじゃんけん
- じゃんけんに勝った方が先攻・後攻を選ぶ
- 「やけど」の効果変更。ポケモンチェックで20ダメカンをのせる。コイン表で回復、裏ならやけど続行
- XYレギュレーションがスタンダードレギュレーションに
- BWレギュレーションがエクストラレギュレーションに
といったところが主な内容。じゃんけんはなかなか慣れないですね(笑)。いつも場をセットし終わってからじゃんけんをしてなかったことに気づきます。
「かかっている効果を計算しない」の裁定変更
さて同日にもう一つ、サラッと裁定変更のお達しがありました。
「かかっている効果の計算をしない」ワザ、いわゆる貫通系のワザについてのルール変更です。上記例ではSMから登場のハギギシリですが、XYですとサンダースEXの「スピードスター」やサザンドラEXの「ひきさく」がこれに当たります。
それでは具体的にどう変わったのか。
まず「受けるワザのダメージは-20される」といった効果に対する計算はこれまで通り。つまり「かかっている効果を計算しない」に含まれるのでダメージは-20されません。
もう一つ、「ワザのダメージを受けない」もこれまで通り貫通します。「しんぴのまもり」やレジアイスのレジストブリザードですね。
変わったのは以下。
「じゃくてんほけん」や「磁気嵐」など、弱点・抵抗力を変更する効果は「かかっている効果を計算しない」の対象からはずれたそうです。
具体例
では具体的にどのようなケースが該当するか考えてみましょう。
- 攻撃側のポケモンはエーフィEXで「サイコショック(ダメージ70)」を使った
- 相手は超抵抗を持っているカラマネロEX
- 場にはスタジアム「磁気嵐」が出ている
としましょう。なおサイコショックのテキストは「このワザのダメージは、相手のバトルポケモンにかかっている効果の計算をしない。」です。弱点・抵抗力の計算はします。
裁定変更前であればサイコショックは磁気嵐の効果を無視するので、カラマネロEXの超抵抗は復活。ワザのダメージは50。
裁定変更後は磁気嵐の効果が計算対象からはずれるので、カラマネロEXの超抵抗はなくなったまま。ワザのダメージは70。
あってる?(笑)
次に弱点の計算。
- 攻撃側のポケモンはエーフィEXで「サイコショック(ダメージ70)」を使った
- 相手は超弱点のミュウツーEX
- ミュウツーEXにはグッズ「じゃくてんほけん」が付き、その効果がかかっている
としましょう。
裁定変更前であればサイコショックはじゃくてんほけんの効果を無視するので、ミュウツーEXの弱点計算をする。つまりワザのダメージは70✕2=140。
裁定変更後はじゃくてんほけんの効果は計算対象からはずれるので、ミュウツーEXの弱点はなくなっている。よってワザのダメージは70。
あってますよね(笑)。
多分上記の解釈で間違いではないと思うのですが、不安のある場合はルールエキスパートの資格を持つ方、またはポケカ公式でのご確認をお願いします。
まとめ
以上、12/9の「かかっている効果を計算しない」 ワザに対する裁定変更について、でした。
なんでわざわざこんなことを書いたかというと、このルール変更、あんまり話題になってないんじゃないかな、と思ったからです。
実際レアケースだとは思いますが。
ポケモンカード公式のデザインがSM環境の少し前から大きく変わりましたが、重要な告知はできるだけ目につきやすい配置にして欲しいですね。
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