2081年6月1日に発売のポケモンカード拡張パック「裂空のカリスマ」。レックウザGXとツンデツンデGXを大きくパッケージのメインに据えています。
おなじみの非GXウルトラビーストほか、ユニークな性能を持つノーマルポケモンがちらほらと見えます。
というわけで本記事ではポケモンカード拡張パック「裂空のカリスマ」から、ノーマルポケモンをピックアップ。
草タイプ
ジュカイン
6月1日(金)発売の強化拡張パック「裂空のカリスマ」よりジュカインを紹介! 特性「ネイチャーパワー」は草エネルギーのついた自分の場のポケモンの、ウルトラビーストから受けるダメージを無効化する! #ポケカ pic.twitter.com/bXQiNnlb8g
— ポケモン公式ツイッター (@Pokemon_cojp) 2018年5月17日
草タイプ・2進化・HP140のジュカイン。これが中々の性能を持つカード。特性「ネイチャーパワー」は、ジュカインが場にいるだけで発動する特性。草エネルギーが付いている自分のポケモン全員は、相手の「ウルトラビースト」からの攻撃を受けません。
というわけで遂に来た!露骨なアンチ・ウルトラビーストのカードです。マッシブーンGX・ルガルガンGXは相当キツイんじゃないでしょうか。ルガルガンGXも草弱点だし。
ワザは「パワフルストーム」一つだけですが、草エネ一つで打てるワザ。自分の場のポケモンについているエネルギーの数✕20ダメージという高火力を期待できます。対象が草エネだけでないところ、「枚数」ではないのでダブル無色エネルギーなら二つ計算になるところなどが強い。草デッキ以外でも活躍できそうなカードです。
アメモース
1進化・HP90のアメモース。上ワザ「びっくりもよう」は草エネ一つで、相手の場のポケモンについている特殊エネルギーをすべてトラッシュする、という大技。
以前にお互いの場の特殊エネを全てトラッシュするエアームドがいましたが、こちらは相手の場のみ、ということでエネが貯まった終盤に使うと効果大。草デッキに1-1で入れとく?
バルビート+イルミーゼ
どちらもたね・HP70のバルビートとイルミーゼ。
イルミーゼのワザ「フェロモンサイン」は、草エネ一つで20ダメージ+確定こんらん。
一方、バルビートのワザ「フェロモンキャッチ」は草エネ一つで20ダメージですが、前の自分の番にイルミーゼが「フェロモンサイン」を使っていたなら100ダメージ追加、合計120ダメージになります。
この効果はポケモンレンジャーでも使わない限り、消えないんでしょうね。うまく使えば両方で140ダメージが期待できます。特性「はじまりのきおく」のミュウと組み合わせてもおもしろそう。
トロピウス
たね・HP110のトロピウス。上ワザ「ともだちをさがす」は草エネ一つで、自分の山札のポケモンを2枚まで手札に加えることができます。アローラロコンと同様の効果ですが、HPが高い分、壁役として。
水タイプ
ラグラージ
2進化・HP160のラグラージ。特性「パワードロー」がパワードロー過ぎる。手札1枚トラッシュで山札を3枚引けるという、超強力な特性。ラグラージが立てば、事故が起こることはほぼ無くなると言っていいでしょう。
ワザ「ハイドロポンプ」は無無無で80ダメージ、付いている水エネの数✕20ダメージを追加。仮に水エネが3つ付いていれば140ダメージ。なかなかの破壊力です。HPも160と大きいので、ポケモンGXでもてこずりそう。ラグラージデッキ、作ってみたいなぁ。
ホエルオー
1進化のホエルオー。ついにHPが220になったよ!それが言いたかっただけだよ!
ラブカス
たね・HP70のラブカス。上ワザ「おあいこ」はエネルギー一つ(無色)で、相手ベンチポケモンの数ぶん、自分の山札にあるたねポケモンをベンチにだすことができます。
…これけっこう有用じゃね?下ワザ「みずのはどう」もエネの色を選ばないので、どのデッキにも入れられます。これからラブカスを見る機会が増えるかも。
雷タイプ
ライボルト
サン&ムーンで初登場のライボルト。1進化・HP110で逃げエネ0です。
特性「ボルトスタート」は自分が後攻プレイヤーなら、対戦準備でポケモンを出す時にこのカードを手札からウラにして出せる、というもの。「はやてのつばさ」のファイアローっぽい特性ですが、バトル場でなくても良いので複数枚だせるのが大きな特徴。
ワザ「ダブルチャージ」は雷エネ一つで40ダメージプラス、のぞむなら自分の手札にある基本エネルギー2枚をベンチポケモン1匹に付けることのできるエネ加速ワザ。手札のエネは雷エネでなくてもOKです。
オドリドリ(ぱちぱちスタイル)
たね・HP90のオドリドリ。上ワザ「びりびりポンポン」がおもしろい。雷エネ一つで、おたがいの場のポケモンGX・EX全員に30ダメージを与えます。「おたがいの場」というのがポイントですね。オドリドリを使ったおもしろいデッキが出てくるか?
超タイプ
デオキシス(3種)
なんとアタックフォルム・スピードフォルム・ディフェンスフォルムの3タイプが収録されたデオキシス(カード名はいずれも「デオキシス」)。性能は…う~ん(笑)。
使うとしたらスピードフォルムのデオキシスでしょうか。上ワザ「サイコキネシス」は無無で20ダメージプラス、相手バトルポケモンに付いているエネ✕20ダメを追加。下ワザ「パワーブラスト」は超超無で120ダメージ。デオキシスに付いているエネを一つトラッシュします。スタジアム「次元の谷」対応なので、超デッキに1枚さしておいてもおもしろい存在。
闘タイプ
チャーレム
闘タイプ・1進化のチャーレム。上ワザ「さとりのいちげき」がエグい。闘闘で通常10ダメージですが、チャーレムのHPが30以下なら、160ダメージを追加します。
マジですか…!
そのままだと170ダメージですが、闘タイプはダメージアップの手段が豊富なので軽く200を超えるダメージを出してきそう。
下ワザ「スピングキック」は同じく闘闘で90ダメージ。チャーレムにも30ダメージ。
…放っといたら勝手に打点が上がるやんか!
ちなみに進化前のアサナン(HP70)は、闘エネ一つでコイン判定で一人「きあいのたすき」ができる(HP10残しで生き残る)「がまん」を搭載。もちろん「きあいのたすき」も使えるので、ワンパンが難しいケースもありそう。さてチャーレムデッキ、流行るかな?
ネンドール
1進化・HP110のネンドール。下ワザ「ミラクルスピン」がユニーク。闘無無で、自分のトラッシュにあるサポート「ダイゴの決断」✕40ダメージ、です。トラッシュのサポートに相手は干渉できないので、一度ダイゴの決断が貯まれば大ダメージが期待できますが、さて?
メテノ
HP90のたねポケモン・メテノ。特性「ほしふり」は、自分のベンチに空きがあれば、メテノを直接バトル場へ出すことができるという、ユニークなもの。
一つだけ持つワザ「スピードスター」は、闘エネ一つで弱点・抵抗力・効果を計算しない30ダメージですが、バトル場で逃げれないポケモンのエスケープ役として?でも逃げエネ「2」はいただけないな…。
鋼タイプ
メタグロス
2進化・HP170のメタグロス。特性「エクステンド」がすごい。このメタグロスがバトル場にいるかぎり、自分がサポート「ダイゴの決断」を使っても、自分の番は終わらない!
ダイゴの決断は任意の3枚を山札から持ってくる代わりに自分の番が終わる、というテキストですが、このメタグロスがいれば好きな3枚を持ってきて即、その番に使うことができます。
ワザ「コメットパンチ」は鋼エネ一つで60ダメージですが、次の自分の番には+60されるので120ダメージ。結構強くない?
カミツルギ
鋼タイプのウルトラビースト・カミツルギ。HPはなんと60!ベベノムより低い。
ワザ「カミカゼ」は鋼エネ2つで40ダメージ、相手のサイド枚数が6枚ならば、90ダメージを追加するのでマックス130ダメージ。
なんとなく使えそうな気もするんですが、ちょっとバランス悪い感じがしますね。
テッカグヤ
カミツルギと同じく鋼タイプのウルトラビースト、テッカグヤさん。ワザ「ムーンレイカー」は160ダメージの高火力ですが、必要エネルギーが鋼無無無無と大変重たい。
しかし!テキストには「このワザは、おたがいのサイドの残り枚数の合計が6枚なら、鋼エネルギー1個で使える。」との但し書きが。これ強い~!「あ、テッカグヤにエネ付いてないから無視しとこ」なんて放置しとくと、条件によって1エネで160ダメージが飛んで来ます。恐るべしテッカグヤ。
ドラゴンタイプ
ボーマンダ
ドラゴンストームのボーマンダGXに続き登場のノーマル・ボーマンダ。ドラゴンタイプの2進化でHP150、フェアリー弱点の逃げエネ3です。
ワザは炎水無無のドラゴンクロー100ダメージのみ。ですが特性「りゅうのかぜ」が強力。ボーマンダがバトル場に入れば、相手のベンチポケモンを1匹選び、バトルポケモンと入れ替えることができます。
「相手のバトルポケモンをベンチポケモンと入れ替える」という特性はこれまでもありましがた、バトル場にいるだけで任意のポケモンを引っ張ってこれる、というのは強すぎる。フラダリ・グズマを使わずに、別のサポートを使うことができますから。
このボーマンダ自体のワザは普通ですが、ボーマンダGXがいれば逃げエネもゼロになるので、ベンチのアタッカーと交代も容易。強力なコンボが期待できますが、さてボーマンダデッキ、流行るかな?
無色タイプ
ゴニョニョ(HP60)+バクオング
ゴニョニョはHP60とHP70の2種が収録されていますが、HP60の方。上ワザ「ごうきゅう」は、後攻プレイヤーの最初の番だけ使えるワザ。エネ一つでダメージはありませんが、次の相手の番、相手は手札からトレーナーズを出して使うことができません。これは強力なしばり!
そしてドゴームを挟んで2進化のバクオング。上ワザ「デスライブ」は無無無で80ダメージ、さらにダメカンがのっている相手ベンチ全員にも30ダメージです。闘弱点ということでなかなか活躍の機会が少ない無色タイプですが、破壊力のあるバクオング。バトルで活躍させてみたいところ。
カクレオン
たね・HP80のカクレオン。ワザ「きりさく」は無無無で80ダメージですが、カクレオンにユニットエネルギー雷超鋼が付いていれば雷・超・鋼の3つのタイプになれる特性「ユニットカラー2」を搭載。一気に3つの弱点を突くことができます。
ユニットエネルギーに加えてさらに二つのエネルギーが必要ですが、うまく展開できれば弱点をついて大ダメージを与えることも可能。ちょっと使ってみたい存在です。
まとめ
以上、ポケモンカード拡張パック「裂空のカリスマ」から、ノーマルポケモンのご紹介でした。感想としては、使ってみたいおもしろいポケモンが多い、という印象。特に2進化はユニークな性能を持つものたくさんいます。
反面、拡張パック「禁断の光」以来、2進化のたねポケモンが2種類収録されているのは、いただけない(強化拡張パックじゃないから?)。トレーナーズの再録も多いので、むやみやたらに不要なカードを増やす体制が、早く改められることを願います。
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