本記事作成現在、チャンピオンズリーグFinal、そして日本チャンピオン決定戦が控えていますが、筆者の気持ちはすっかりオフシーズン。新弾も発表され、強化拡張パックの発売まで間がありますので、コラム的な記事など。
XY以降のポケモンカードにおいて、環境を変えた「あの一枚」をポケモンから10枚、それ以外からもう10枚、合計20枚選んでみました。ホントは10枚にしようと思ったのですが絞りきれませんでしたw。なおチョイスは主観なのでご了承を。またランキングではありません。
ポケモン編
1. ガマゲロゲEX
ダブル無色エネルギーを貼るだけで30ダメージ+グッズロックがかかる「ブルブルパンチ」を持つ強力なポケモン。初登場が3年前(2014年)なのに未だに現役というすごいカード。
2. シェイミEX
HP110という低さながら、手札を6枚にできる特性「セットアップ」でポケモンカード界の戦術に革命を起こしたカード。ダブル無色エネルギー対応でどんなデッキにも入るという強みがあります。そしてフラダリシェイミで数多くの勝負を決定づけたカードでもありますw。
3. カプ・テテフGX
SM環境になってからほぼ必須となったGXポケモン。任意のサポートを山札から持ってこれる特性「ワンダータッチ」はまさに神の一手。弱点なしで攻撃もそこそこできるニュースタンダード。
4. ジュナイパーGX
毎ターン、ダメカン20を相手ポケモンにのせられる特性「フェザーアロー」。「テキストまちがえてんじゃないの?」というぐらいの壊れ性能。多くの大会で
- 1回戦:対ジュナイパーGX → あ、よろしくおねがいしゃーす
- 2回戦:対ジュナイパーGX → あ、よろしくっす(またかよ…)
- 3回戦:対ジュナイパーGX → (…)
という現象を引き起こしました。
5. フーパEX
GXポケモンが主流になって数は減りましたが、EXを三体まで手札に加えられる特性「バンデットリング」を持つ最高の置物ポケモン。スカイレックやMサナなどEXポケモン主体のデッキで大活躍しました。ちなみに筆者は「いじげんラッシュ」というワザ名を聞いたことがありません。
6. イベルタル(デスウイング)
XYの一番最初に登場したにもかかわらず、長く活躍したノーマルポケモン。悪エネ一つで起動し、30ダメージ+エネ加速のできるワザ「デスウイング」が超強力。HP130も心強い。最近はあまり見ませんが、バチュルやバケッチャをワンパンできるので「よるのこうしん」デッキの天敵でした。
7. イベルタルEX
上のノーマルイベルタルとバツグンのシナジーを発揮するEXポケモン。エネを付ければ付けるほど強くなる「イビルボール」、そして後続にエネを託せる「サイクロンY」。いずれも強力なワザです。最近はGXポケモンの台頭によって打点不足は否めない(!)のですが、XYで長らく覇権を握った強力なポケモンの一つです。
8. ルカリオEX
初めて3種類のワザを持ったポケモンEX。そしてそのワザがどれも強い!HP180の高耐久力や闘タイプをサポートする優秀なグッズに囲まれ、これまた大活躍したポケモン。M進化しない方が強い、という変わり種でもあります。
9. ソーナンス(がまんのかべ)
バトル場にいる限り、超タイプ以外の特性がなくなるという特性「がまんのかべ」が超強力。ソーナンスを前にしてセットアップをしようとしたプレイヤーは数知れず。ワザ「サイコダメージ」も侮れない性能を持つ、ユニークなポケモンです。
10. カエンジシ(いかくのたてがみ)
M進化の台頭とともに数を減らしたポケモンですが、たねポケモンからワザのダメージを受けない特性「いかくのたてがみ」でゲームが詰んでしまうことも。当時の「地雷ポケモン」でした。
トレーナーズ・エネルギー
1. フラダリ
ここからはポケモン以外を。まずは何といってもフラダリ。相手ベンチを問答無用でバトル場に引きずりだす超強力なサポート。ポケモンカードの戦術・デッキ構成を大きく変えました。その力はSMのグズマに引き継がれています。
2. AZ
選んだポケモンを手札に回収することでダメージをなくしたり、バトル場と入れ替えたり、といった多様な戦術を引き出したAZ。これ使うと対戦相手の方がホントにがっかりするんです(笑)。これもSMのアセロラにその機能の一部が引き継がれていますね。
3. オカルトマニア
特性を消す。その性能がどれほど強いかということを知らしめたカード。相手の妨害をしたり、または攻撃不能の相手を攻撃可能にしたり。盤面を切り開く可能性を持っています。
4. ちからのハチマキ
今でこそ「こだわりハチマキ」にその座を譲っていますが、ポケモンにペタッと貼るだけでダメージを+20できる超強力なカード。これもまた戦局を大きく左右した一枚です。
5. バトルサーチャー
BW以前よりの再録カード。トラッシュのサポートを再利用できるという強力な性能でほぼ4積み必須となりました。
6. バトルコンプレッサー
任意の1~3枚を山札からトラッシュへ送るカード。上述のバトルサーチャーとの組み合わせはもちろん、デッキタイプによってポケモンやエネルギーなどをトラッシュへ送り、スムーズな盤面構成を演出します。
7. スカイフィールド
当初はエメラルドブレイク用でしたが、幅広く利用されているスタジアム。ポケモンをベンチに8体まで並べることができます。最近はシェイミやテテフでガンガン場を展開し、フィールドブロアーでスカイフィールドを割ってそれらを落とす、という使い方を見ました。環境、というよりポケカのルールを変えちゃったすごいカード。
8. パラレルシティ
上下の向きで違う機能を持つ、というはじめてのスタジアム。片方ではベンチにおけるポケモンを3体に制限しますが、相手の妨害 or 自ベンチの不要ポケモンの処理といった使い方が戦術の幅を広げます。
9. ストロングエネルギー
闘ポケモン専用の特殊エネルギー。付けるだけで闘ポケモンのワザダメージをプラス20するという反則的な効果を持ち、SM環境でも闘デッキ必須のカードとなっています。雷ポケモンが息してないのはコイツのせい。
10. ダブルドラゴンエネルギー
エネ要求の激しいドラゴンタイプの救世主。このエネルギーの登場で多くのドラゴンタイプが活躍しました。SM環境でも残して欲しいカード。
まとめ
というわけで環境を変えたと筆者が勝手に思っているカード20枚をご紹介しました。他にも下記のようなカードが候補に。
- ボルケニオンEX
- ギルガルドEX
- ゲッコウガBREAK
- オクタン
- ウソッキー
- ビークイン
- ガブリアス
- ドータクン
- 闘魂のまわし
- 巨大植物の森
- びっくりメガホン
こうやって振り返るとその時々で輝いていたカードが良くわかりますね。そしてその中には意外と現環境に刺さるものがあるかも…?
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