【ポケカ】「シェイミEX必要か問題」を考える

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ポケモンカードをXY・XY BREAK末期やサン&ムーンからはじめられた方は必ず思うのではないでしょうか。

「シェイミEXって要るの?」

ポケモンカードジムに行くと「シェイミEX、セタップ!」の掛け声が鳴り響きますよね。本記事ではそんな「シェイミEX要るのか問題」を考えてみます。勝手に問題にしとりますが。

なお筆者はシェイミEX使わない派ですが、対戦時の経験をもとに、フラットな目でシェイミEXを分析したいと思います。

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「シェイミEX」とは?

まずはシェイミEXについて簡単におさらい。シェイミEXは拡張パック「エメラルドブレイク(XY6)」にて初登場したEXポケモン。無色タイプでHPは110と少なめ。闘抵抗で弱点は雷。

「セットアップ」はこのカードを手札からベンチに出した時に一回使える特性。手札が6枚になるように山札をドローできます。

ワザ「スカイリターン」は無色エネルギー二つで30ダメージ。シェイミEXとついているすべてのカードを手札に戻します。

強いの?

強いです。間違いなく。

特性「セットアップ」はプラターヌやNといったドローサポートと別に山札を引けるので、初手の展開に役立ちます。

例えば初手にドローサポートが無くても、シェイミEXもしくはハイパーボールがあればシェイミEXをベンチに出して山札を引けます。そこからドローサポートを引き当てればその後の展開につながり、初手にドロサポが無いいわゆる「サポ事故」を防ぐことができます。

つまり初手にドロサポ・ボール・シェイミEXのどれかがあればいいので、シェイミEX無しデッキより事故る確率を下げることができます。

最近のポケモンカードはじっくり場を作っていくよりも、爆発的なスピードで場を展開、整えていく傾向にあるので、シェイミEXが非常に役立ちます。またワザエネルギーも無色タイプなのでどんなデッキに入れても腐りません。

デメリットは?

やはりHPが低いので狙われやすいです。特に終盤までベンチに置いておくとフラダリされてサイド2枚献上→ありがとうございましたパターンは良く見られます。

また初手でシェイミEXバトル場スタートだとこれまた厳しい展開に。AZやスーパーポケモン回収など回収できるカードが入っていた方が安全です。

ただしワザ「スカイリターン」はダブル無色エネルギー対応なので、ベンチにポケモンを並べられればワザを使って手札に回収することも可能。またスタジアム「パラレルシティ」などで自ベンチのポケモンを減らし、シェイミEXをトラッシュに送る、というパターンもあり。

で、要るの?

必要かどうか、という判断は非常に難しいところですが、「あった方が勝率が上がるだろう」とは感じます。

先述の通りサポ事故を防ぎ、初手の展開力で場を一気に形成する、というのはポケカの必勝パターン。シェイミEXドローからのプラターヌ博士コンボは山札圧縮にもつながります。

フラダリ・フウロ・ポケモンレンジャーといったドロー以外の役割を担うサポートを使いたい時にも、シェイミEXでドローを補えるのは強みです。

お高いの?

お高いです!

2017年2月現在、SR・UR・HR以外のシングルカードでは最も高額なカードなのではないでしょうか。

収録されているXY6ではEX・M進化EXが全9種類とそれまでの拡張パックより種類が増え、シェイミEXの出現率も低め。その後「プレミアムチャンピオンパック(CP4)」で再録されましたが、こちらも決して高い出現率ではなかったようです(※主観です)。

そのせいかオークション等での価格も高騰。XY6・CP4が発売されていた頃は2000~2500円ぐらいが相場でしたが、それらが絶版になった現在は3500円前後で取引されていることが多いです。カードショップではもう少し高めの価格が設定されています。

で、要るの?(2回目)

以上を踏まえて必要だと感じたら、そしてその値段を払っても一向に構わない、とお考えであれば、2枚前後持っておいても損はないのではないでしょうか。

※あくまでも現時点の話。ここで「じゃあ買うか!」とはやらず、続きもお読みください。

一部デッキを除き、シェイミEXは多くのデッキに採用されています。シェイミEXの多投が必要なスカイレック(白レック)デッキは別格としても、大抵のデッキに1~2枚入っていると思われます(※筆者の対戦経験による主観)。

シェイミEXのある・なしでは序盤の展開力に差が出る可能性が高い。より有利な盤面を作るためにシェイミEXは役に立つでしょう。

仮に序盤・中盤でシェイミEXをフラダリされて倒されたとしても、サポートNによる手札妨害が可能。またメインで戦うエネのついたポケモンは健在。決して逆転も不可能ではありません。サイド2枚を取られたとしても、勝つチャンスは充分残っているでしょう。

シェイミEXを使わないとしたら

シェイミEXはやっぱり高いわ!という考え方もありだと思います。ポケモンカードのシングルに3000円強、しかも複数枚用意するというのはキツイのも確かです。

ということで他のドロー方法を考えてみましょう。

まずはSMで登場した「ヤレユータン」。特性「さいはい」は自分の番に1回、手札を3枚にするようドローすることができます。3枚は少し物足りないかもしれませんが、手札からベンチに出した時に発動するセットアップと異なり、毎回使えるのはまあまあの性能。またきぜつさせられてもサイドを取られるのは1枚です。

あとは水タイプの1進化系「オクタン」。特性「アビスハンド」は自分の番に1回、手札が5枚になるようドロー可能。これは強力な特性ですが、進化系であるところが難でもあります。

グッズならばトレーナーズポスト、またはバトルコンプレッサー+バトルサーチャーでしょうか。ただこれらも現在はシングルカードがそれなりのお値段。また若干不確定要素も含みます。ローラースケートでコイン表にかけるか…。

と、そんなことを書いていたら公式でとんでもない情報が。

徹底解説カプ・テテフGX | ポケカ公式
ポケモンカードゲームの遊びかた、商品、イベント情報などをお届けする公式サイト。徹底解説カプ・テテフGXを紹介!

3月17日発売の拡張パック「キミを持つ島々」「アローラの月光」どちらかに収録されているGXポケモン、「カプ・テテフGX」です。超タイプのたねポケモンでHP170。注目は特性「ワンダータッチ」。手札からカプ・テテフGXをベンチに出した時1回使える特性で、山札から任意のサポート1枚を手札にくわえることができます。

まさかのBW「ジラーチEX」の再臨!(同じような特性を持ってたんです)

初手にハイパーボールがあればこれでサポ事故を防げます。またワザ「エナジードライブ」は無色エネ2つでお互いのエネの数×20ダメージ(弱点・抵抗力計算なし)。自身の弱点もない(!)ので、どんなデッキにも採用できますね。

ジラーチEXは置物ポケモンでしたが、このカプ・テテフGXはまさに戦えるジラーチEX。ポスト・シェイミEXの最有力候補になりそうです(カプ・テテフGX自体が高価になるという可能性もありますが…)。

まとめ

以上、シェイミEXについてだらだら書いてみましたが、いかがでしょうか。現時点の個人的な見解としては

  • シェイミEXはあった方が有利
  • ただし新ポケモン・グッズの登場等によって環境に変化が起こる可能性あり

といったところです。特に「キミを持つ島々」「アローラの月光」は要チェック・要注意ですね。私はシェイミEX使わない派ですが、カプ・テテフGXは是非デッキに入れたいと思います。

4/3追記

シェイミEXが4/21発売の「ハイクラスパック THE BEST OF XY」に再録されることが正式に発表されました!

カプ・テテフGXがかなり普及した現在、どれほどの需要があるか何とも言えないところですが、これでまたシェイミ人気が加熱するか?サン&ムーンからの新規プレイヤーには朗報ですね。

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