ポケモンカードゲーム チャンピオンズリーグ2017 大阪大会2日目、にぎやかし勢として参加してまいりました。対戦・おしゃべりいただいた皆様、ありがとうございました。
大型大会はやっぱりおもしろいですね!特に対戦相手の方とお話すると、筆者がお聞きしただけでも宮城・静岡・愛知・九州などなど、みなさんいろんな場所から遠征されているようでした。普段のジムでは対戦できない方とカードバトルをする。大会のなによりの醍醐味です。
さてそんなチャンピオンズリーグで筆者が使ったデッキを僭越ながらご紹介。というか記念に残しておきます。オープンリーグでは残念ながらほどほどの成績でしたが、「ほんきをだすバトル」ではなかなか頑張ってくれました。よろしければご覧ください。
デッキレシピ
ポケモン 計11枚
- ライボルトEX ×4
- MライボルトEX ×3
- ラプラスGX ×2
- ドーブル ×1
- オドリドリ(あやかしのまい) ×1
トレーナーズ 15枚
- プラターヌ博士 ×3
- N ×3
- リーリエ ×3
- フラダリ ×2
- ククイ博士 ×1
- フウロ ×1
- オカルトマニア ×1
- AZ ×1
グッズ 計20枚
- バトルサーチャー ×4
- ハイパーボール ×4
- ライボルトソウルリンク ×3
- まんたんのくすり ×2
- すごいつりざお ×1
- あなぬけのヒモ ×1
- びっくりメガホン ×1
- エコアーム ×1
- バトルコンプレッサー ×1
- メガターボ ×1
- こだわりハチマキ ×1
スタジアム 計2枚
- うねりの大海 ×2
エネルギー 計12枚
- 基本水エネルギー ×6
- 基本雷エネルギー ×5
- フラッシュエネルギー ×1
デッキの動き・目的
早めにMライボルトEXを育ててターボボルトして、後続のライボルトEX・MライボルトEXにエネをつけるのが理想。うねりの大海・まんたんのくすりで回復をはかりつつ、さらにラプラスGXにエネを貼っていきます。
相手のメインポケモンが育ったらラプラスGXのれいとうビームGXで100ダメージ+マヒで動きを止める。相手の動きが止まったらブリザードバーン160ダメージ。ラプラスがダメージを受けたら2エネトラッシュでMライボルトEXと交代。ターボボルトで再びラプラスにエネをつける、という感じ。
最初の2ターンを何とかしのげば、ターボボルトで後続が育つので展開が非常に楽です。ラプラスGX以外は逃げエネも少ないのでバトル場へ呼び出されても安心。
ドーブルは特性「かさねぬり」要員。ラプラスGXのエネが水水雷などの時、雷エネとトラッシュの水エネを付け替えることでブリザードバーンを打つことが可能に。
お気づきのようにシェイミEXが入っていません。これは筆者が置物ポケモンが苦手なためw。その分プラターヌ・N・リーリエ+ククイ博士といったドローソースを計10枚と厚めに。またラプラスGXは水エネ1枚で山札3枚をひける「もってくる」があるので、最悪ラプラスを犠牲にしてもサポ事故を早めに回避できます。
シェイミEXが入っていないことで事故が起きやすいと思われるかもしれませんが、本当に事故っている時はハイパーボールすら来ません(笑)。なのでそこは割り切って。初手でポケモン2~3体を並べ、エネを1枚貼れたらベターです。
主要カード解説
・ライボルトEX
まずはこいつに2エネとソウルリンクを付けるのが目標。ただし相手にグッズが付いたら進化は要検討。M進化するとアサルトレーザー120点がターボボルト110まで下がるので、相手の残りHPを良く考えて。
・MライボルトEX
このデッキのメインアタッカー。序盤はバトル場とベンチに2体立てるのが理想。ターボボルトで後続Mライボにエネを貼り、次ターン、手負いのMライボはベンチに下げ、大海またはまんたんで回復。バトル場のMライボでターボボルトして相手ポケモンきぜつ。エネは状況に応じてMライボまたはラプラスGXへ。
・ラプラスGX
デッキの中継ぎ。ワンパンできない相手はれいとうビームGXでマヒ。相手の攻撃が止まればそのままブリザードバーン。ブリザードバーンを使ったあとはワザが使えないので2エネトラッシュでベンチへ。大海orまんたんで回復し、Mライボで再びエネを付けます。序盤、バトル場にいる場合は水エネを付けて「もってくる」で山札3ドロー。有効カードを引ければ良し。手札増に不安になった相手のN打ちを待つもよし。
・ドーブル
このデッキのキーパーツ。バトルポケモンの基本エネ一枚と、トラッシュにある種類の異なる基本エネを付け替える特性「かさねぬり」が超強力。ライボに水エネが2枚付いている時や、ラプラスGXに雷エネが付いている時にエネを入れ替えます。ドーブルのおかげで2色のエネを有効活用できました。
・フラダリ
デッキに2枚入れてから勝率がグッと上がりました。サーチャーに頼らず素引きでフラダリを引けるので、終盤のシェイミEX呼び出しフィニッシュに貢献。
・ククイ博士
ターボボルトは110ダメージなので、HP130族に少し足りません。ククイ博士で2ドローしつつ、打点を20上乗せすることで相手ポケモン気絶。相手の計算を狂わせることができます。
・オカルトマニア
このデッキ自体はドーブル以外に特性を使っていないのでバンバン使えます。ジュナイパーGX・ボルケニオンEXをストップさせるのに一役買います。
・エコアーム
ライボルトソウルリンクとこだわりハチマキの回収用。早めに相手がびっくりメガホンを使ってくれたらしめたもの。再度これらを呼び出してポケモンに付けるとはがされることはほぼありません。
・まんたんのくすり
ホントは3枚入れたいところですがスペースの都合上2枚で。ターボボルトがあるおかげで躊躇なくまんたんのくすりを使えます。まんたんで全回復するたびに、相手プレイヤーが「うへぇ」という顔をしてくれます(笑)。
・バトルコンプレッサー
これも2積みしたいところですが1で。状況に応じて不要なサポや、ターボボルト用のエネをトラッシュへ。
・メガターボ
1積みですが入れておくと意外に役立ちます。手負いのライボルトをM進化してまんたんでダメカンを取り除く→手張りとメガターボで2エネの付いたMライボが完成。
・こだわりハチマキ
Mライボの打点を140にしてもあまり意味がないので、基本ラプラスGX用。ブリザードバーンが190まで上がるのでケンタロスやジジーロンをワンパンできます。
・うねりの大海
2積み。巨大植物の森・灼熱の大地・次元の谷といったスタジアムは4積みされることが多いので2枚ではスタジアムはりかえ合戦に勝てませんが、そこは割り切って。1~2ターンの間、ライボとラプラスのダメージを30回復できるのは強い。特にジュナイパーにささります。
・エネルギー
エネルギーは12枚と多めの構成。サポは無くともエネがあれば何とかなる!の精神で。ラプラスGXは水エネの要求が強いので、水エネ多めの6枚で。闘対策を切るならフラッシュエネは基本雷に変えてもいいかも。闘デッキは高確率で改造ハンマー積んでますしね(涙目)。
デッキ別立ち回り
デッキ別の動き方です。
・白レック
レックの弱点を付けるライボルトですが、M進化するまでにどうしても2ターンかかります。そのため爆発力のあるレックにワンパンされることは充分あります。しかしライボルトEXのアサルトレーザーは相手ポケモンにポケモンのどうぐが付いていると120ダメージ。レックにソウルリンクを貼ることをためらわせる効果もあります。
最悪、バトル場のポケモンを犠牲にしても、後ろのライボルトEXにエネを二つ貼っておけばアサルトレーザーもしくはM進化してからターボボルトが打てるので、まあまあいい戦いができるのでは。
・ボルケニオン
バトル場にMライボルトEXを立て、ベンチでラプラスGXを育てられればかなりの確率で勝てます。うねりの大海やまんたんのくすりで小ボルの打点をずらせるので、結構ワンパンされにくいです。
小ボルはHP130あってターボボルト110ダメージで届かないのが口惜しいところですが、早めにかけぬけるで20点のせておくと後がラクです。ラプラスGXが育てばれいとうビームGXとブリザードバーンで大ボルを2体倒せるので、後はMライボルトEXで残党を狩っていくだけ。
・MM2ダストダス
MライボルトEXが中打点なので、チェンジダメージが厳しいMミュウツーEX。しかしチェンジダメージをされてもターボボルトで後続が育っていれば、バトル場を倒されてもカウンター可能。MライボルトEXはエネがあまり付かないので、サイキックインフィニティもそこまで威力が上がりません。
またドーブル以外に特性が無いので、ダストオキシンがささりません。うねりの大海でスタジアム張替え+回復をこまめに行いつつ、MM2を倒しましょう。
・ゲロゲジュナイパー
大阪大会で一番あたりました。ゲロジュナ。対戦していて感じたのは、「序盤にブルブルされなければ高確率で勝てる」。早めにライボルトEXを並べてソウルリンクを付けておけばこっちのもの。
ジュナイパーの特性「フェザーアロー」はうねりの大海+まんたんのくすりで回復。ガマゲロゲEXはポケモンのどうぐが付いていればライボルトEXでツーパンできるのでむしろエサ。倒す前にスタジアムを大海に張り替えられるとベスト。ジュナイパーGXはHP240なのでターボボルト110ダメージ2発でも届かないのですが、ククイ博士で+20のせられれば。
ラプラスGXは草弱点なので、ベンチに出すかどうかはお好みで。しかしジュナイパーがワザを打ってくる時はグッズロックが解除されるので、チャンスになることも多々ありました。
・ライボルトミラー
大海で回復大会(笑)。ですが相手がシェイミを出してくれたらしめたもの。こちらはMライボルトEX・ラプラスGXといずれもワンパンされにくいのに対し、こちらはサイド2枚を取れるチャンス。ドーブルがフラダられても大勢に影響はありませんしね。
・ラランテスGX
おそらく厳しい。HP200のラランテスGX。ターボボルト2発で220ダメージに対し、30回復のソーラーブレードを一回挟まれると10点足りません。こだわりハチマキが相手に付くとさらにやっかい。ラプラスGXも草弱点だし…。ぐるぐるしてがんばるしかないか。
・その他
よるのこうしん用にオドリドリを入れていますが、このデッキでは一度も対戦していないので効果は不明。大阪大会ではついに一度もワザを打つことがありませんでしたw。いないと割り切ってオドリドリをトレーナーズポストに入れ替えてもいいかも。
エフェクトブイズはライボルト・ラプラスとも弱点を突かれないので互角の戦いができるかと。ゾロアークはベンチをしぼってライボルトでぐるぐるすれば怖くない。
ゲンガーナンスルナアーラはルナアーラのHPが厳しいですね。相手もトランスからのまんたんを打ってくるので、ライボルトEXでは少し厳しいか。ルナアーラへの進化をなんとか止められれば勝機でてくるかも。
ソルガレオドータクンも鋼抵抗を引いてもMライボルトEXがソルガレオGXにワンパンされるのでキツイ。特性ウルトラロードもあるのでマヒも効かない。フラダリ・オカルトマニアで地味にドータクンをつぶしていく方向でワンチャンを。
・闘タイプ
ごく最近、ポケカに「投了」という便利な選択肢が増えました。基本的にはごめんなさいする方向で問題ありません。
メモ
その他、感想まとめ書きです。
・上にも書きましたがオドリドリは環境によってはリストラ要員。トレーナーズポストにするか、どうしてもシェイミEXを入れたいという方は差し替えて。
・ウソッキーは逃げエネが二つで重く、かるいしを入れるスペースが無いので不採用。
・リーリエ×3は単に1ターン目のドローを増やしたいがため。3積みだと割りと初手に来ることが多い印象。
・フラダリ×2は最強。序盤で一枚トラッシュ、もう一枚は山札に残っているのが理想。MライボルトEXでなくともライボルトEXに2エネがついていれば、終盤フラダリシェイミでアサルトレーザーあざっしたができます。
・上と関連して。現環境はどんなデッキでも高確率でシェイミEXが採用されています。シェイミ展開を皆さんされていますが、ライボが見えるとシェイミを出さない方も。そうなると相手の動きが遅くなるのでチャンス。出してくれたらそれはそれで終盤おいしくいただけます。
・ドーブル最高。エネルギーが2色混在しているのはワザを打てなくなる危険性があるのですが、特性「かさねぬり」があるおかげでトラッシュのエネを利用できます。ライボルトにもラプラスにもジャストマッチなポケモンです。
まとめ
以上、MライボルトEXラプラスGXドーブルのデッキレシピでした。このデッキが最高にいいのは、何と言ってもお財布に優しいことです!(断言)
そしてターボボルトからのれいとうビームGX・ブリザードバーンは楽しすぎる!ラプラスGXにこだわりハチマキを付けられれば、まわし無しケンタロスGX・ジジーロンGXもワンパンできます。
次弾でカプ・テテフGXが出ればオドリドリをリストラしてさらにデッキを強化…といきたいところですが、そうなると必然的にシェイミEXの採用率が下がってくるでしょうね。するとライボの存在意義が減ってくるので、このデッキももうすぐサヨナラでしょうか。
しかし使っていて楽しいデッキ。お手持ちのパーツで組めるようでしたら是非一度お試しください。
コメント