2018年9月1日のより、ポケモンカードのスタンダードレギュレーションで使えるカードがSM(サン&ムーン)のみ、になります。
これに伴い、今までメインで使っていたXY・XY BREAKのサポートが使用不可になり、サポートのカードプールがグッとせばまります。
そこで本記事では、SM環境での活躍が期待されるサポートを考察してみます。特にポケカ初心者の方は、どんなサポートが有用か(有用になりそうか)ということを、ざっくり掴んでいただけるのでは。
※8・9月の新カードでまた環境が変わるかもしれませんが…。
レギュ落ちする重要カード
SM環境のサポートの前に、レギュ落ちする重要カードをおさらい。何と言っても
- プラターヌ博士
- N(エヌ)
- バトルサーチャー
の3枚が使えなくなることは、環境・デッキ構築に大きな変化を及ぼします。
手札を全てトラッシュする代わりに、山札を7枚引けるプラターヌ博士。
ゲームの序盤では手札を6枚(サイドの枚数分)にし、終盤では相手への妨害効果も生み出すN。
そしてサポートではありませんが、トラッシュの任意のサポートを再利用できるバトルサーチャー。
この3つが落ちることで、戦術が大きく変わります。またプラターヌ博士の再録または同等の能力を持つカードが出なければ、デッキを回すスピードが若干落ちることが予想されます。
実際にどのぐらいのスピード感になるかは、やってみないとわからない部分もあります。予想では自分も相手もじっくり場を作っていく、という空気になる思われます。
サン&ムーンの有用サポート
それでは以下、SMレギュで使える有用サポートです。主観が入っていますのであらかじめご了承を。
ドロー系
なにはなくとも、山札をドロー(引く)できなければデッキが回りません。厚めに入れておきたいドロー系サポート(ドロサポ)。
- シロナ
- リーリエ
- かんこうきゃく
- フウとラン
- モノマネむすめ
- ハラ
現時点でスタンダードレギュで最も採用されそうなドロサポが、シロナ。手札を山札に全部もどし、6枚をドローする能力は強いです。ハイパーボールなどで手札を消費してから使いたいところ。
手札が6枚になるまで山札を引けるリーリエ。最初の自分の番ならば、手札を8枚に出来ます。実は「リーリエ最強説」を唱えている筆者。2進化の多いデッキに採用すると、何かと捗ります。
手札を5枚にできるかんこうきゃく。ドロー前に手札を好きなだけトラッシュできるので、有用なカードは手元に残しつつ、1~5枚のカードを引けます。任意のカードをトラッシュに送りたいときにも役立つカード。
フウとランは「手札を5枚になるまで山札を引く」「ポケモンを入れ替える」のどちらかの効果を選んで使うカード。デッキに1枚ぐらい挿しておくとおもしろいかも。
自分の手札をすべて山札に戻し、その後、相手の手札の枚数分だけ山札を引くモノマネむすめ。Nが使えなくなり、相手の手札が増える傾向になると、強力なカードとなる可能性があります。
最後、ハラ。手札を山札に戻し、通常は4枚を引きますが、自分がすでにGXワザを使っていれば7枚にすることができます。GXワザを早めに消化するデッキに採用しておくと、デッキがグルングルン回ります。
ドロー+妨害系
単にドローをするだけでなく、相手の手札に干渉する機能を持ちます。
- ジャッジマン
- ロケット団のいやがらせ
Nが使えなくなったあとでデッキに必須のカードとなるのは、やはりジャッジマンでしょう。お互い手札を山札に戻し、それぞれ4枚ずつ引きます。相手の手札にいいカードがあることがわかっていたり、サイドを引いて手札が増えた時に、強制的にそれをリフレッシュすることができます。
自分のサイドも4枚になってしまいますが、そこは良いカードを引くことを祈ってw。
同じ効果で手札を5枚にするのがロケット団のいやがらせ。30枚デッキ対戦セット「サトシVSロケット団」にしか入っていないカード。ジャッジマンとどちらを採用するかはお好みで。
その他、相手の手札に干渉するカードとしては、ビッケ・イリマなどがあります。が、自分にデメリットが発生する可能性が高いのでここでは不採用。
ポケモン持ってくる系
ポケモンを山札から持ってくるサポートです。
- ポケモンだいすきクラブ
- ライチ
- ぼんぐり職人
アズサが使えなくなったあと、進化系デッキで採用したいのがポケモンだいすきクラブ。たねポケモン2枚を山札から手札に加えることができます。「手札に加える」なので、場に出した時に特性などを利用することも可能。
ライチはGXポケモン2枚を山札から持ってくることができます。長らくデッキに採用されなかったカードですが、新スタンダードレギュでの活躍が期待されます。GXポケモン2枚を持ってくるって、強いよ。
最後、直接ポケモンは持って来ませんが、「ボール」と名の付くグッズを手札に加えることのできるぼんぐり職人。ハイパーボール、ネストボール、タイマーボール、ルアーボールなど、状況に合わせたボール系グッズを活用できます。
妨害系
ドロー以外で相手の動きなどを制限・妨害するカードです。
- グズマ
- スカル団のしたっぱ
- プルメリ
- マーズ
何はなくともグズマ。ほぼ100%、デッキに採用されているといっていいいでしょう。相手のバトルポケモンを入れ替え、自分のバトルポケモンも入れ替えるフィニッシャー的なカード。ただサーチャーが無くなると、タイミング良く使えないケースも。デッキに2枚は入れておきたいところ。
スカル団のしたっぱは、相手の手札を見てその中のエネルギーを2枚、トラッシュします。相手の攻撃を妨害したり、またはエネ破壊系のデッキに採用すると強力。
プルメリは手札を2枚トラッシュしないと使えませんが、相手の場についているエネルギーを1個トラッシュできる強力な妨害効果を持ちます。フレア団のしたっぱが使えなくなると、採用率が上がりそう。改造ハンマーと併用するとさらに強い。
マーズは山札を2枚引き、その後、相手の手札からオモテを見ないで1枚トラッシュするサポート。ドローしつつ、相手の動きを抑制する効果があります。デッキに多投するカードではありませんが、1枚ぐらい入れておいたら奇跡を起こすかも。
お助け系
うまい言い回しが思いつかん(笑)。
- デンジ
- マオ
- ルザミーネ
- グラジオ
デンジは山札からグッズと雷エネルギーを1枚ずつ持ってくるカード。実はSMのサポートの中で、任意のグッズを山札から持ってこれる唯一のカードです。フウロやコルニがレギュ落ちする中で、好きなグッズを手札に加えられるのはなかなかの強さ。
マオは山札から好きなカードを2枚、好きな順番で山札の一番上に置くことができます。ゾロアークGXやマグカルゴGXなど、山札の一番上を操作するカードとの相性が良いサポートです。
ルザミーネは自分のトラッシュにあるサポートとスタジアムを計2枚、手札に加えることができます。サーチャーがレギュ落ちする環境で、次ターンの行動を見越した動きができます。
グラジオはサイドの中のカードとこのグラジオを、1対1で入れ替える効果を持ちます。例えばサイド落ちしたダブル無色エネルギーを、グラジオと入れ替えて救出できたりします。ある意味、ピンポイントで任意のカードを手札に加えられる、という機能。
その他
上記の分類外のサポートです。
- アセロラ
- カキ
- ククイ博士
- ともだちてちょう(グッズ)
アセロラはダメカンが載っているという条件がありますが、自分のポケモン1匹を付いているカードごと全回収できるサポート。たいへん強力なカードですが、サーチャーが無い環境で真価を発揮することができるか?
カキは自分のターン終了と引き換えに、自分のポケモン1匹に炎エネルギー4枚を付けられるカード。エネルギーの対象は炎ですが、ポケモンは炎タイプで無くてもOK。ヨワシGXに炎エネ4つつける、とかね。
ククイ博士は山札を2枚引き、かつそのターンのポケモンのダメージを20上乗せするサポート。以外なところからダメージが20上がるので、相手の計算を狂わせることができます。
そして最後。サポートではありませんが、今後有用性がアップしそうなのがグッズ・ともだちてちょう。トラッシュにあるサポートを2枚、山札に戻すことができます。
例えば序盤でトラッシュに落ちたグズマを、山札に戻すことで再利用したり、といった使い方が出来ます。サーチャーのようなカードが出なければ、デッキに1~2枚ぐらいは入れておきたいところ。
その他サポート
2018年7月現在、サン&ムーンで発表されている上記以外のサポートです。汎用性という観点から上記ではのぞきましたが、おもしろい効果を持つカードも多数あります。
- スイレン
- ポケモンブリーダー
- カルネ
- ダイゴの決断
- ルチア
- TVレポーター
- マサキのメンテナンス
- サトシのゆうじょう
- マーマネ
- イリマ
- カヒリ
- ナタネ
- ハウ
- ビッケ
- ハンサム
- マキシ
- おじょうさま
- 釣り人
- 地底探険隊
- カツラの一発勝負
- ヒガナ
- ユリーカ
- ウルトラ警備隊
- アカギPS
- フラダリPS
- ワタルPS
- ロイヤルマスク(プロモ)
- やまおとこ(プロモ)
- エーテル財団職員(プロモ)
- ナリヤ・オーキド(プロモ)
まとめ
以上、SM環境で汎用性の高い有用サポート、でした。プラターヌ博士・N・バトルサーチャーの無いポケモンカードが、どのようなゲームになっていくのか。ちょっと楽しみです。
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