7月6日発売の強化拡張パック「迅雷スパーク」より、ノーマルポケモンのカードをチェックします。
雷タイプ強化っぽい迅雷スパーク。これまでSMで出ていなかった、あの雷タイプのポケモンが出るか?気になるところ。
6月29日に全カードリストが公開されましたので、ノーマルポケモンの中からおもしろそうなポケモンをピックアップしてご紹介します。
草タイプ
ツボツボ
HP60・たねポケモンのツボツボ。特性「なましぼり」は、ツボツボをベンチに出した時に、自分の山札にある基本エネルギーを3枚までトラッシュします。
トラッシュ?と思ったら続きが。草エネひとつで打てるワザ「エナジードリンク」で、自分のトラッシュにある基本エネルギーを2枚、自分のポケモンに好きなようにつけることができます。
これ、強いよね?ダメージは与えられませんが、序盤のエネ加速役として役に立つツボツボ。レックウザGX用のパーツとか言っちゃダメだ。
マユルド・ドクケイル
ケムッソからの進化ライン、1進化のマユルドと2進化のドクケイル。
まずはドクケイルから。特性「ハザードしんか」は、手札からドクケイルを進化させたときに1回使える特性。相手バトルポケモンをどくとマヒにし、さらにどくでのるダメカンが3個になります。
ワザ「かぜおこし」は草無で70ダメージですが、ハザードしんかと組み合わせるとダメージを増幅させることが可能。
そして進化前のマユルド。上ワザ「まゆがあつまる」は、無色1エネで自分の山札にあるカラサリスまたはマユルドを合計4枚まで、ベンチに出せます。
?カラサリスはSMでは出てないよ?おそらく次の強化拡張パックに収録されるのでしょうね。ちなみにカラサリスの進化系はアゲハントです。
カプ・ブルル
たね・HP130のカプ・ブルル。久しぶりの登場です。
上ワザ「ハッスルパンチ」は草無で、相手のベンチポケモンの数×20ダメージ。
…惜しい!XYのエンテイのように、基本ダメージが20あれば嬉しかったんですけどね。まあ最近はベンチにポケモンを並べるデッキが多いので、そのカウンター要員として。
炎タイプ
ファイヤー
炎エネ一つで使える上ワザ「アシストヒーター」が使えるやつ。30ダメージを与えて、のぞむなら手札にある炎エネ1枚を、ベンチポケモンにつけます。
手札からエネ加速、というのはなかなか無いタイプ。SMレギュになるとサポート「鍛冶屋」が使えなくなるので、炎デッキのエネ加速役として採用したいところ。
ビクティニ
HP70・たねポケモンのビクティニ。ワザは炎無で使える「Vビート」。自分の場のたねポケモンの数×20ダメージを与えます。
自分の場にたねポケモンを並べるだけで、打点の上がるワザ。「たね」が対象である点に注意。
水タイプ
ラプラス
HP120のたねポケモン、ラプラス。特性「ゆうえい」は自分の番に1回使える特性。自分の山札を上から2枚見て、好きな順番に入れ替えることができます。
山札を見て戦略を決めるもよし、山札を引くカードと組み合わせてもより。場にいるだけで使える、というのは魅力的です。
クマシュン・ツンベアー
SM初登場のクマシュンとツンベアー。
クマシュンの上ワザ「あとびえ」は無色1エネで、後攻の最初の番にだけ使えるワザ。相手のバトルポケモンを確定マヒにします。強い。
進化系であるツンベアーは、上ワザ「かくごのツメ」がおもしろい。水無無で60ダメージ。相手のバトルポケモンがGX・EXなら、さらに60ダメージを追加します。HPも140と耐久力高し。
アシレーヌ
2進化のアシレーヌ。特性「ハーモニクス」は、このアシレーヌが場にいるだけで、自分のポケモンにエネルギーを同時に2枚まで、手札からつけられる特性。
これは新しい!つけるエネルギーは基本エネルギーでなくてもOK。ついにアシレーヌGXが活躍する時が来たか…!
雷タイプ
パチリス
HP70・たねポケモンのパチリス。ワザ「オーバーショート」がなかなか強い。
雷エネ一つで20ダメージ。ダメージを与える前に相手のバトルポケモンについている「ポケモンのどうぐ」をトラッシュし、トラッシュした場合は40ダメージ追加+確定マヒ。
ポケモンのどうぐをトラッシュし、60ダメージを与え、さらに確定マヒ!これ使ってみたいなぁ。
ゼブライカ
HP110・1進化のゼブライカ。特性「はやがけ」が強い!
自分の番に1回使える特性で、手札を全部トラッシュしたのち、山札を4枚引きます。なので「絶対4枚引く」ことが確定している特性。
ワザ「ヘッドボルト」は雷無で60ダメージと、いたって普通ですが、逃げエネが1つなのはいいですね。
ゼブライカ+特性「はやがけ」、XYで人気だったオクタンの特性「アビスハンド」に代わるドロー役になるか、注目です。
カプ・コケコ
HP120のたねポケモン、カプ・コケコ。上ワザ「ひるがえす」はダブル無色エネルギー対応で30ダメージ。のぞむならカプ・コケコをベンチに入れ替えます。
下ワザ「フラッシュボルト」は雷雷無で120ダメージ、次の番、カプ・コケコはフラッシュボルトが使えません。
一見普通の性能かな?って感じですが、新グッズ「カウンターゲイン」と新PS「サンダーマウンテンプリズムスター」を使えば、雷エネ一つでフラッシュボルトを打つことも可能です。
鋼タイプ
アローラディグダ・アローラダグトリオ
HP50のたねポケモン、アローラディグダは、エネルギーのいらないワザ「なかまをよぶ」で山札のたねポケモンを1枚、ベンチに出せます。
HP90のアローラダグトリオは、これまたエネ無しで打てるワザ「モグラッシュ」で60ダメージ(弱点・抵抗力は計算せず)。
すっかりエネ無しのワザが定着したアローラディグダ・アローラダグトリオ。エネ破壊が効かないのはやっかいなところ。
ディアルガ
鋼タイプのディアルガ。GX化はすでにされていますが、ノーマルタイプでの登場。たね・HP130です。
注目は上ワザ「ときをけずる」。鋼無無で60ダメージ、さらに相手の進化しているバトルポケモンから、進化ケードを1枚はがして退化させる、というワザ(はがしたカードは相手の手札に)。
例えば相手がゾロアークGXの場合、ディアルガの「ときをけずる」で殴ると、60ダメージのせたあとでゾロアークGXを相手手札に戻し、場に残ったHP60のゾロアがきぜつする、という寸法。BWのゴルーグが持っていた「たいかパンチ」と同等ですが、たねポケモンが使えるのは強い。
エネもダブル無色対応で現実的に利用可能。注意点としては、上記例で言えばきぜつするのは非GXなので、取れるサイドは1枚である、ということ。
では、150ダメージをすでに受けているHP210のゾロアークGXが、「ときをけずる」で60ダメージ受けると、取れるサイドは2枚?それとも1枚?
ポケカの上級プレイヤー用ルールガイドによると、きぜつのタイミングは
- ワザの処理の最後
- ポケモンチェックの処理の最後
- 上記以外で、ポケモンの残りHPがなくなったとき
の3つ。このケースは「ワザの処理の最後」に当たると考えられます。すると、ゾロアークGXに210ダメージ分のダメカンがのった後、ゾロアークGXのカードを相手の手札に戻すという「効果」の処理を行い、残ったゾロアをきぜつさせる。
…という流れになると思うんですが、どないでしょうか?ルールエキスパートじゃないのでわかりません(無責任)。また発売後のQ&Aを確認してみてください。
アイアント
たねポケモン・HP80のアイアント。上ワザ「つきくずす」は無色1エネで20ダメージ。のぞむならスタジアムトラッシュ。
下ワザ「やまかじり」は、エネルギー無無で相手の山札を上から2枚トラッシュするという、アイアントお得意の山札削りワザ。
鋼エネでなくてもワザが使えるので、どんなデッキにも採用可能。HPも80と多めでやっかいなポケモンです。
コバルオン
ビリジオンとコバルオンは出るけど、テラキオンは出ね―なぁ!というわけでコバルオン。鋼タイプのキラカードです。
上ワザ「ガードプレス」は鋼無で30ダメージ、次の番に受けるダメージが-30。下ワザ「メタルアームズ」は鋼鋼無で80ダメージ、ポケモンのどうぐが付いていればプラス40ダメージ。
動画のように新グッズ「カウンターゲイン」を使えば、防御しながら攻撃→次ターンで大ダメージ、と繋げられます。
まとめ
以上、ポケモンカード強化拡張パック「迅雷スパーク」から、ノーマルポケモンのご紹介でした。
ノーマルポケモン全体の感想としては、おもしろいポケモンはいるんだけど、ちょっとおとなしめ?という感じ。
個人的に注目のカードとしては、
- ツボツボ
- マユルド+ドクケイル
- ファイヤー
- クマシュン+ツンベアー
- アシレーヌ
- ゼブライカ
- パチリス
- ディアルガ
- アイアント
といったところでしょうか。アシレーヌで水デッキ作りたい。
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