再録率は?強化拡張パック「新たなる試練の向こう(SM2+)」を評価する

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ポケモンカードもサン&ムーンシリーズに入ってから、

拡張パック2種+構築デッキ発売
↓1ヶ月後
強化拡張パック発売
↓2ヶ月後
拡張パック(以下同)

というループになっているようです。少なくとも現時点では。今回発売された強化拡張パック「新たなる試練の向こう(SM2+)」はループ2周目の最後にあたります。

強化拡張パックは前段の拡張パックを強化する、という触れ込み。ですがやっぱり気になるのは再録率。そこで本記事では再録率その他から「新たなる試練の向こう」を評価していみたいと思います。

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GXポケモン

収録GXポケモンは下記の通り。

  • エンニュートGX
  • カプ・レヒレGX
  • カイリキーGX
  • ダークライGX
  • ルガルガンGX
  • カプ・ブルルGX

以上6種類。上4つは新規収録、下2つは再録です。

まずは新規収録4種について。ここでは詳細に触れませんが、どれもおもしろい性能を持っているポケモン。充分活躍できるスペックを持っています。一番人気はやはりダークライGXでしょうか。特性「リザレクション」、そしてGXワザ「デッドエンドGX」は強力。悪デッキに1~2枚は入れておきたいカードです。

次に再録組。カプ・ブルルGXは強力なワザ・弱点無しという性能でその強さは折り紙付き。再録ということで持っている人も多いと思いますが、もう1枚ぐらい増えても腐らないでしょう(多分)。

問題はルガルガンGX。性能はまあまあなのですが、これ目当てでコロコロ(※このカードはコロコロの付録)複数冊買った人、いっぱいいるよね…。→オレ!オレだよ!それでなくてもあふれ気味ですし、何よりプロモの価値を大きく下げる再録なのでは。

ノーマルポケモン

評価が難しいのですが、再録率については後ほど。

条件付きでエネなし攻撃ができるヤドキング、EX・GXから効果・ダメージを受けない特性を持つアローラキュウコン、ダメカンスワップ技を持つカプ・テテフなど、ユニークなポケモンがいますね。

カプ・ブルルもダブル無色対応なのでまあまあ実用的。ルナトーンの特性「かいふくふうじ」、こういうの好きw。マニューラ強ぇーっ!って思ったけど、「おたがいの場」なんですね。でもおもしろい。シェイミ殺し?

レディアン・ルガルガン・エレキブルはデッキに入れたい…というほどではないですが、全体的にはまあまあひとクセ・ふたクセある性能を持つポケモンがいておもしろい、という印象です。

トレーナーズ

アセロラは間違いなく強いですね。いろいろな使い方ができそう。GX2体を山札から持ってこれるライチも、ボールに頼らない展開に役立ちます。マーマネはいろいろ使い道考えたんですが、結局プラターヌで良くない?に行き着くのですがどうでしょう。

グッズ。ねがいのバトンは強い。デッキによっては4積みでもくさらないのでは。あなぬけのヒモの強さは実証済みですね。SMからのプレイヤーの大きな手助けに。相手ポケモンにかかっている効果を打ち消せたりします。じゃくてんほけんは…まあ入れてる人は入れてる、という感じでしょうか。環境の流行りによって採用率が変わります。

有用かどうか、ということに関してはまあほどよく有用かな、という印象(※主観です)。

再録率

さてようやく気になる再録率。本記事でさす「再録」とは、

「サン&ムーンシリーズで既に発表されているカード」

という前提です。なのでXY・XY BREAKからの再録となる「あなぬけのヒモ」「じゃくてんほけん」は再録に含めません。また基本エネルギーカードもカウントから外します。

以下は「新たなる試練の向こう」のポケモン・トレーナーズと、再録かどうかを表にしたものです(ヒマだな)。

A B
マダツボミ
ウツドン
ウツボット
レディバ
レディアン
カプ・ブルル
カプ・ブルルGX
ヤトウモリ
エンニュート
エンニュートGX
アローラサンド
アローラサンドパン
アローラロコン
アローラキュウコン
ホエルコ
ホエルオー
ヨワシ
カプ・レヒレGX
エレブー
エレキブル
カプ・コケコ
ヤドン
ヤドキング
ヤブクロン
ダストダス
カプ・テテフ
ワンリキー
ゴーリキー
カイリキーGX
ルナトーン
ソルロック
イワンコ
ルガルガン
ルガルガンGX
ヤミカラス
ドンカラス
ニューラ
マニューラ
ヤミラミ
ダークライGX
モンメン
エルフーン
ネッコアラ
あなぬけのヒモ
じゃくてんほけん
ねがいのバトン
アセロラ
マーマネ
ライチ
49 26 19

ご覧の通り。「◯」が付いているカードが再録です。

「A列」と「B列」に分かれていますが、再録なら絶対◯が付いているのがA列、進化形のためデザイン上、再録もやむなしと判断しているのがB列です。

例えばカイリキーGXラインにあるワンリキー・ゴーリキーは再録ですが、カイリキーGXが入っているために理由のある再録である、と判断できます(それでもモヤりますがw)。

それでは再録率を見てみます。まずはA列、完全再録率。全体49種に対して26種が再録なので、再録率は約53%。…脅威の数字です。半分以上が再録という結果に。

続いてB列の結果は全体49種に対して再録が19種で約39%。これでも充分高いと言える数字ですね。

総評

SR・HR・URなどレア枠については人によって評価の分かれるところなので。本記事ではふれません。また以下はあくまでも個人の主観である、ということをご理解ください。

強化拡張パック「新たなる試練の向こう」の評価は…

 

ヒドイよね☆

 

再録率が50%を超えるとか、ランダム封入のパックとしてはありえんでしょ。少なくとも「強化拡張」の体をなしていない。GX・ノーマルポケモン・トレーナーズそれぞれで見るべきところはあるものの、再録の酷さがそれらを打ち消しています。

そもそも数ボックス買ったとこで欲しいカードが全てそろうわけではないので、もうこれはシングル買い推奨としか言いようがありません。

前回の強化拡張パック「サン&ムーン」もスターターセット3種の再録がありひどかったのですが、トレーナーズが多く入っていたこともあり、カード資産の少ない初心者プレイヤーにとっては評価できるところもあったかと思います(それでもヒドイんだけど)。

しかしそれを踏まえての「新たなる試練の向こう」。もう少し調整のしようもあったのでは、と思わずにはいられない。「カード」である以上コレクション性も含まれるので、全てが有用なカードである必要性はない面もありますが、それでも「カイリキー」が入っていないのに「エンニュート」が入っている、などちぐはぐさは否めません。

というわけで強化拡張パック「新たなる試練の向こう」の勝手な評価でした。これまでは「1BOX買えばカードを揃えやすい」という気持ちもあり、また「拡張パックを開ける楽しみ」を感じていたのでボックス買いをしていましたが、そのメリットも薄れたのでシングルカード購入をメインにしようと検討中です。

そして最後に一言。

 

なんでヨワシ入れてんねん(怒)

 

ヨワシGXも入ってないのにね。手抜きもいいとこ。

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