拡張パック「光を喰らう闇」で登場した闘タイプ「マーシャドーGX」。エネさえつけばトラッシュのたねポケモンのワザを自由に使える特性「シャドーハント」が「よるのこうしん」デッキと相性が良い!ということで話題になりました。
しかし「よるのこうしん」デッキ以外でマーシャドーGXは活躍できるのか?と考えると、これが意外と難しい…。というわけで本記事ではマーシャドーGXに関する考察、及び活用法を考えてみます。
ポニパチせんせいの紹介動画
…とそんなことを書こうと思っていたら、ポケモンカード公式Youtubeチャンネルで先にネタをやられてしまいました。
くやしいけどこちらも参考になりますのでどうぞ。そしてせっかくだから続きを書きます。。
マーシャドーGXについて
拡張パック「光を喰らう闇」から、マーシャドーGXを紹介! 特性「シャドーハント」で、ほかのポケモンのGXワザや「よるのこうしん」も使える! どんなワザを使うか考えよう! #ポケカ pic.twitter.com/JNZoLzXoWM
— ポケモン公式ツイッター (@Pokemon_cojp) June 15, 2017
公式ツイッターでも紹介されている通り、特性シャドーハントはトラッシュに落ちたバチュルのワザ「よるのこうしん」をコピーするのにうってつけです。
マーシャドーGX自体が持つワザはもうひとつ。ワザ「せいけんづき」はエネルギー闘闘無で120ダメージ。ストロングエネルギーが付いたとしても、そんなに積極的に使うワザとは思えません。
GXワザ「ひゃくれつむそうGX」も闘エネ×50ダメージなのですが、対象はなんと「基本エネ」のみ。仮にマーシャドーGXに基本闘エネ2つとストロングエネルギーが付いていたとすると、ひゃくれつむそうGXのダメージは120ダメージということに。闘ポケモンなのにストロングエネルギーの恩恵を受けられない。なんてこったい。
メリット・デメリット
マーシャドーGXのメリットは、
- 闘ポケモン以外のワザを闘タイプでつかうことができる
- HP150なのでノーマルポケモンよりはきぜつしにくい
- きあいのタスキが使える
- ストロングエネルギーが付けられる
といったようなことでしょうか。HP150はちょっと心もとないですが、「きあいのタスキ」を使うことによってワンパンされるのを防ぐことができます。
逆にデメリットとしては
- 超弱点
- 闘弱点が環境に少ない
- HPが低いのでサイド2枚をとられやすい
- ワザが強くないので特性を止められると動きにくい
などが挙げられます。超タイプはダストダスはじめ環境に一定数おり、またマーシャドーGX自体がHP150なのでタスキが付いていなければ常にワンパンの危険がつきまといます。
また現環境では主な闘弱点はダークライGX・ダークライEX・ケンタロスGXぐらい(ゾロアークは弱点突かなくても倒せる)。雷タイプがほとんどいない環境で、あえて他の色のワザを闘タイプで使う、というメリットは低いでしょう。例えば相手が草タイプでもない限り、わざわざガマゲロゲEXをトラッシュに落としてブルブルパンチをする、といった必要性がありません。
マーシャドーGXで何をコピる?
そんなメリット・デメリットを理解した上で、マーシャドーGXと一緒にデッキに入れたいポケモンを「よるのこうしん」以外で考えてみます。なお先に書いておきますが、爆発的なダメージを生み出そうと思ったらやはり「よるのこうしん」が最適です。
まずエネから考えてみます。先に書いたとおり、他のタイプのワザを闘タイプで使うメリットはあまりない、と考えられます。またマーシャドーGX自体がHPが低いので、サクッとエネを付けてサクッと攻撃するのが望ましいです。付けるエネは1枚で、基本エネかストロングエネ、もしくはダブル無色エネルギーが対象でしょう。
エネを4つ付けてホウオウGXのフェニックスバーンを打ちたいなら、マーシャドーGXではなくホウオウGXそのものを使えば良いでしょう。また悪エネ一つを付けてイベルタルのデスウイングを打つのも、イベルタルそのものを使えばよい。サイド2枚をとられる可能性のあるGXポケモンを使う必要がありません。この辺が特性「はじまりのきおく」をもつミュウとの違いですね。
前置きが長くなりましたが、そうやって「マーシャドーGXを採用することの意味」を突き詰めるとおのずと選択肢が少なくなっていきます。では以下、具体的な相方候補を。
ルギアEX
マーシャドーGXを使えば闘タイプで「エアロボール」が使用可能。闘弱点が少ない、と書きましたが、無色タイプにはない色を付けることはそれなりに意義があります。ダブル無色エネルギーのついたゾロアークBREAKもワンパン可能。ただし闘抵抗も同時に発生しますので注意を。
ミルタンク(ひゃくにんりき)
最近はGXポケモンのHP増大に伴って打点がやや物足りなかったミルタンクも、ストロングエネルギーを付けることのできるマーシャドーGXならば素で100ダメージを叩きだせます。2進化ポケモンは草タイプのラフレシアや闘タイプのカイリキー(おれいまいり)などを採用するとおもしろそうです。
シェイミEX
シェイミEXのワザ「スカイリターン」を使うことで、ダブル無色が付いたマーシャドーGXを手札に戻すことができます。壁役としてはケンタロスGXか、またはタスキを付けたマーシャドーGXでもいいでしょう。
まとめ
というわけでマーシャドーGXの考察、いかがでしたでしょうか。コピー先のたねポケモンはまた思いついたら追記したいと思います。
闘タイプの利点を活かしつつ、サクッとワザをコピーする。なかなか難しいですね!ただ特性「シャドーハント」の強みとしては、「マーシャドーGX自体はバトル場から動くこと無く、他のポケモンのワザを切り替えて使える」ということにあります。
つまりエアロボールを打った次のターン、スカイリターンも使えちゃう、というのが面白いところ。よるのこうしん以外でマーシャドーGXを活躍させたい!という方はぜひ研究をしてみてください。
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