ポケモンカードを親子ではじめられた人向けの記事です。なお親子ではないけど初心者、という方もぜひご覧ください。
ポケカの構築デッキを買ったり、拡張パックでカードを揃えたりして60枚デッキを強化しますよね。はじめは仲間内や親子で対決しますが、次第に飽きてくる…。
そうすると次は自然に「他の人と対戦してみたい!」となります。いや、なるはずです。そこで公式イベントの「ポケモンカードジム」に参加してみよう!というお話。
でも参加してみたいけどよくわからない…、カードの大会とか初めてだからちょっと躊躇する…と思われるかもしれません。
そこで筆者がこれまでカード大会に参加した経験から、初挑戦の皆様が参加にあたって準備しておくといいこと、注意したいことなどをまとめてみました。
ポケモンカードジムとは?
まず簡単に「ポケモンカードジム」について。
上は公式の紹介ページ。
ポケモンカードジムとはざっくり書くと「(株)ポケモン公認のポケモンカード大会」です。参加すると、(株)ポケモンより配布されるプロモーショングッズがもらえたりします。
プロモは、ランダムでカードの入ったプロモパックだったり、デッキシールドだったり、エネルギーカードだったりと様々。大会で上位に入るとさらにもらえたりします。
プロモや優勝賞品は大会によって異なるので、詳しくは参加したい大会の説明をご覧ください(プロモ無しの大会もあります)。
ちなみにポケカのイベントは公認・非公認のものが存在します。このうち「公認」のイベントは、ポケモンカードゲームの公式ルールに則る必要があります。
ルールについては、お時間のある時に下記もご参照ください。
ジムはどんな場所で開催されているの?
ポケモンカードジムの開催場所は、ポケモンカード公式サイトのイベントページで確認できます。
開催されている場所は、
- ポケモンセンター
- トレカショップ
- ショッピングモール
- 大型家電店
- 玩具店
主に上記のような場所で開かれることが多いです。
なお公式のイベントスケジュールでは、イベントオーガナイザーさんによる自主大会なども表示されますが、本記事ではそこには触れません。
初心者の方が参加されるのであれば、やはりポケセンが安心感がありますね。
トレカショップはガチ目の人が多いので(笑)、親子初心者にはちょっとハードルが高いかも。「初心者OK大会」などはお店側もウェルカムだと思います。
ショッピングモールは、大型のキャンペーン開催時に利用されることがあります。
ポケセン以外で参加しやすいのは、大型家電店でしょうか。筆者は関西なので「ジョーシン電機」さんでの開催を良く目にします。
家電店だけあって煌々としたライティングの下、明るい雰囲気で開催されるので家族でも安心。
玩具店(おもちゃ屋)さんもアットホームな雰囲気なのですが、店舗スペースによってキャパが小さい場合があります。参加人数に制限があったりするので注意が必要。
大会参加にあたっての確認
イベントページで参加店舗の目星をつけたら、各イベントページの詳細を確認してみましょう。以下、特に気をつけたいことを抜粋。
レギュレーション
「レギュレーション」とはその大会で使用可能なカードに関する規定です。
詳しくはこちらをご覧ください。
現在ポケモンカードジムや公式大型大会で採用されているレギュレーションは、その多くが「スタンダードレギュレーション」です。
なおレギュレーションにはスタンダード以外には「エクストラ」「殿堂」レギュレーションがありますが、本記事はスタンダード前提で話を進めます。
スタンダードレギュレーションは、2018年9月1日より「ポケモンカードゲーム サン&ムーン(SM)」シリーズ)のカードのみが対象になります。
なのでスタンダードレギュレーションの大会に参加する時は、使用デッキのカードがレギュレーションに沿っているかどうかを確認しておきましょう。
なお「ポケモンカードゲームXY」 シリーズおよび「XY BREAK」シリーズの各カードは、一部カードを除き(後述)8月いっぱいまでの使用となり、以降はエクストラレギュレーションに移行します。
参加条件
概ね年齢に関する規定です。
多くは「オープン」「小学生以下」で、オープンの場合は年齢制限はありません。
また大型大会で採用されている「ジュニア」「シニア」といった年齢わけがされている場合もあります。
参加費
イベントに参加するための費用の有無など、です。
参加費ありの場合は数百円、または拡張パック購入といった条件が多いです。
事前予約
参加にあたって事前予約が必要かどうか、です。
ここで注意!「なし」と書かれている場合でも、定員が設定されている場合は先着順、または抽選といった形式を取る店舗もあります。
行ったけど参加できなかった…というケースも考えられますので、事前予約無しの店舗でも、参加形式の確認をオススメします。
持ち物など準備
参加したい店舗の目星がついたら、次は持ち物の準備です。
ポケカのデッキ
スタンダードなら60枚、ハーフなら30枚。「貸出デッキ」を用意しているイベントもありますが、そうでないならば自前のデッキを準備しましょう。
デッキシールド
カードを守るためのデッキシールドです。その他スリーブ・カードバリアーと言った名称で呼ばれることもあります。デッキシールドの中にカードを入れておきます。
最近のポケカ公式商品は64枚入りのものが販売されています。もちろん公式商品でなくても大丈夫です。
公式のフロアルールガイド(PDFへリンク)では、デッキシールドの着用義務はない、と明言されています。ですがシールド無しで遊んでいたカードは、キズが付いていることも。
厳しいところではそのキズがマーキングとみなされる可能性もあるので、個人的にはデッキシールドの着用をオススメします。大切なカードの保護にもなりますよ。なお透明なデッキシールドはカードのキズが見えるので、避けた方が良いでしょう。
デッキケース
これも必須ではありませんが、デッキを収納するデッキケース。
カードを守るとともに、カードを収納することで対戦時の席移動がスムーズに行えます。また予備のデッキシールド・カードも収納できます。
予備カード・デッキシールド
一部カードを入れ忘れていたり、現地で無くすことも、残念ながらあります。
そういう時のために予備のカードを用意しておきましょう。エネルギー、サポート、ポケモン、なんでもOK。ただし基本エネ以外ならば、追加の際に4枚を超えないように注意。
またデッキシールドが破損されているとこれもマーキングとみなされる場合があります。予備のデッキシールドを準備しておきましょう。
ポケセン公式の64枚入りデッキシールドならば、残りの4枚が予備として使えます。
ダメカン・各種マーカー
ダメカン(ダメージカウンター)です。
ダメカンは店舗によって用意されている場合もありますが、基本的には自前のものを持っていった方が良いでしょう。
スターターパック等についている紙製のものでもよいのですが、アクリルダメカンの方がスムーズです。ダメカン以外では、サイコロでダメージを表示される方も多いです。
あとはポケモンコイン1つ、どくマーカー・やけどマーカー・GXマーカー×各2があれば完璧。
なお万が一ダメカン一式を持っていない場合でも、相手が持っていればゲームはできますが、その際はマナーとして「ダメカンお借りしてもいいですか?」の一言はかけましょう。
フロアルールガイドを読んでおこう
ポケモンカードジム参加にあたっては「ポケモンカードのルールを理解している」必要があります。
厳密には多少わかっていなくてもなんとかなりますが(笑)、公式サイトに掲載されているフロアルールガイド(PDF)は最低限読んでおきましょう。
フロアルールガイドは
イベントに参加する皆さんが、気持ちよくポケモンカードゲームのバトルを楽しめるよう定められた、ポケモンカードゲームイベント共通のルール
です(フロアルールガイドP1「はじめに」より)。
この中で初心者の方に特に読んでいただきたのは第2章「プレイヤーの皆さんへ」と第3章「観戦者の皆さんへ」の二つ。プレイヤーのマナー、観戦者のマナ―等について説明があります。
まだお子様が小さい場合は、保護者の方が一緒に読んで、理解の手助けをしてあげてください。
まとめ
以上、「【親子プレイヤー向け】「ポケモンカードジム」に参加してみよう!事前準備編」でした。
家族以外の人と対戦すると、ポケモンカードの世界が一気に広がります。お父さん・お母さんなど付き添いの方も一緒にプレイされると、お子様も安心して遊べると思いますよ(と言って引き込むw)。
なお時間帯によっては食事を取ることもあるかもしれません。近隣の飲食店で、子供連れでも入りやすそうなお店をチェックしておくといいですよ。
「【親子プレイヤー向け】「ポケモンカードジム」に参加してみよう!実践編」はこちら
レギュレーションについて
余力のある方は、以下も御覧ください。先にふれたレギュレーションについてもう少し詳しく。ここでは標準的な「スタンダードレギュレーション」について解説します。
スタンダードレギュで使用可能なカードは「サン&ムーン(SM)」のカードです(※2018年9月1日以降)。
カードの左下にある「エキスパンションマーク」に「SM」の表記があるものが、それにあたります。「SM-P」のようなプロモーションカードも使用できます。
なおレギュレーションによっては、禁止カードが設定されている場合があります。SMのカードで禁止カードは今のところありませんが、随時設定される場合があります。ポケカ公式のレギュレーションに関する説明をご確認ください。
逆にエキスパンションマークが上記説明分に該当しない場合でも、SMシリーズで再録された同名カードについては、デッキに入れることが可能です。
例えば上段「ふしぎなアメ」。写真左からBW・XY・SMのものですが、どのシリーズでもスタンダードレギュで使用できます。
下段「ジャッジマン」は左がXY、右は2009年のLEGENDシリーズのものです。SMより以前のカードでも、同名のカードがSMシリーズで再録されている場合は、デッキに組み込んで問題ありません。
なおカードのテキストは、最新のものが適用されます。古いカードを利用の際は、テキストの処理を最新のものに合わせてください。
具体的に使用できるカードについては、下記ページより確認できます。
こちらをご覧いただけるとわかるのですが、過去カードで利用できるのは一部のサポート(トレーナー・グッズ・スタジアム)と、エネルギーカード(基本エネ・ダブル無色・レインボー)です。
ポケモンは同名カードでも、スタンダードレギュでは使用できません。
例えば「ダストダス」というポケモンはSM・XY(XY BREAK)・BWなどのシリーズで収録されていますが、スタンダードレギュレーションで使えるダストダスは、SMのカードのみ、です。
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