強化拡張パック「新たなる試練の向こう」、ハイクラスパック「THE BEST OF XY」(以下BOXY)の発売祭りもようやく落ち着いた頃でしょうか。5月の大型大会やGWを控え、ぼちぼち使いたいカードが揃ってきた方も多いのでは。
本記事では両パックで発表された新GXポケモンと、M進化ポケモンを軽く考察してみたいと思います。細かいテキストは公式見てね☆
強化拡張パック「新たなる試練の向こう」
ダークライGX
「新たなる試練の向こう」の一番人気でしょうか。トラッシュから悪エネ一つつけてベンチに躍り出る特性「リザレクション」は強力。
またGXワザ「デッドエンドGX」は要求エネが悪悪無と若干重めですが、相手バトルポケモンが特殊状態なら問答無用できぜつさせる大技。
相方としては公式のデッキレシピにあるようにカラマネロEX(きょうりょくさいみん)が順当か。デスウイングのイベルタルや死なばもろともでアリアドスもアリ?
通常ワザ「やみのめざめ」は130なのでHP130族をワンパン。超抵抗持ちなので流行りのダストダスにも有利に出れます。
ただし相手にEX・GXがいないとデッドエンドGXを使っても取れるサイドは1枚。またワザダメージは130と中打点なので、メインアタッカーとしては辛いところ。ダークライEXやイベルタルEXなどとの組み合わせが必要です。
カプ・レヒレGX
ワザ「ハイドロシュート」は水エネ2つトラッシュでベンチ含む相手のポケモン1匹に120ダメージ。シェイミキラーとしての役割が望めます。
カプ・テテフGXの登場でシェイミEXの採用率が減るかな?と思いましたが、BOXYでの再録でまだまだシェイミは活用されるでしょう。レヒレを見てシェイミを出さない相手に対しては、同じくBOXYで再録された「ターゲットホイッスル」が便利。うまく行けばハイドロシュート連発でサイド4~6枚取りも夢じゃない?
ハイドロシュートは120ダメージで中打点なので、こちらもメインアタッカーとしては成り立たない性能。ですがバトル場も攻撃できるのでボルケニオンEXやバクガメスGXなら一撃。後追いもできるので、水デッキに1枚は潜ませておきたいカードです。
カイリキーGX
マッスルファン待望の1枚(笑)。エネ要求が全て闘という、いつもの闘タイプ感満載です。が、一度立ってしまうとHP250という高い壁、2エネから使えるワザ、そしてストロングエネルギーとその高スペックが立ちはだかります。
そしてやはり特性「におうだち」を持つゴーリキーは強い味方。ベンチ狙撃や特性によるダメカン追加も防げるのは強いので、カイリキーGXを立てつつゴーリキーも併用して。
またカイリキーはいろいろな種類があるのがおもしろい。「キミを待つ島々」のカイリキー「おれいまいり」は、20ダメージ+前の相手の番に相手が取ったサイドの枚数×80ダメージ。リベンジで相手GXをワンパンできるポテンシャルを持ちます。
いろいろなカイリキーを組み合わせると、相手のポケモンや場の状況によって戦略を変えられる、おもしろいデッキが作れるのでは。
エンニュートGX
意外と可能性を感じるエンニュートGX。3つあるワザのエネはいずれも炎炎。相手バトルポケモンのエネを全てトラッシュするGXワザ「クインヘイズGX」はもう一つですね。違うポケモンのGXワザを使いたいところ。
「ヒートブラスト」は110ダメージで効果無し。ですが特性「ホットポイズン」を持つノーマルエンニュートと組み合わせるとプラス30ダメージが期待でき、ジュナイパーGXも一撃。
そして注目は「ましょうのツメ」。自分がすでにとったサイドの枚数×50ダメージということでマックス250ダメージが期待できます。…が、サイドを取る必要があるというのがまずハードル高いような(笑)。炎タイプは鍛冶屋があるので、やはり終盤の締め役でしょうか。
THE BEST OF XY
MバクーダEX
炎炎無無の4エネで起動する「マグマイラプション」。基本120ダメージですが、のぞむならお互いの山札を上から3枚トラッシュし、その中にあるエネルギー×40ダメージを追加します。
…つかいてぇ~!(笑)
お互いの山札を合計6枚トラッシュして、その中にエネが含まれている確率ってどんなもんなんでしょうね。山札の消費具合にもよりますが、1~2枚程度は期待できるんじゃないでしょうか(経験的に)。
それより何より、お互いのゲームプランをグチャグチャにしてしまいそうなこの楽しさ!倒すのが先か?山札が切れるのが先か?ドキドキしますね。
MバクーダEXもどちらかと言えば終盤に活躍しそう?場に出てくると意外とイヤ~な存在です。
MサメハダーEX
「トーピードダイブ」という濁点や半濁点の場所を確実に間違えそうなワザを持つMサメハダーEX。120プラス相手のベンチポケモン全員ににげるために必要なエネルギーの数×10ダメージを与えます。
ワザ「レイブンクロー」を持つドンカラスとのシナジーを考えてのワザ効果なんでしょうか。ただ逃げエネをターゲットにしたワザが活躍したのを見たことがないんですよね…。
特にBOXYで再録されたマナフィEXがいると、水エネが付いた自分のポケモンの逃げエネが全てゼロになります。また悪弱点のポケモンが現状少ないので、悪悪無の3エネで120ダメージもちと厳しい。自身の逃げエネがゼロなのは魅力的なのですが、活躍する可能性はちょっと低そうですね。
MルカリオEX
MルカリオEX自体は新しいカードではありませんが、ルカリオソウルリンクは初登場なので再考察。
ワザ「ライジングフィスト」は140ダメージ+相手の1エネトラッシュ確定ワザ。今まではどうしてもM進化時で1ターン止まってしまいましたが(マツブサ使わない限り)、これからはコルニ・ソウルリンク・メガターボを駆使することで最短2ターン目にはライジングフィストを打てるMルカリオEXを用意できる可能性が。
できればストロングエネ2つ+闘エネ1つで180ダメージを目指したいところ。ソウルリンクがある分、ハチマキ系がつきにくいのが難点ですが、フィールドブロワーも駆使するとさらに打点アップも可能。BOXYにはメレシーBREAKも入っているので、普通にそちらでストロングエネをつけまくる、というのもありですね。
ただ相手によってはライジングフィストではスペックオーバーになる可能性も。最近はEXの減少により「ファイティングスタジアム」の有用性が薄れているので、「記憶のほこら」でスクリューブローを打ちつつ手札を6枚にする、という使い方もありかも。
とはいえカイリキーもそうですが、超弱点なのでダストダスがキツイ。ソウルリンクを貼るとじゃくてんほけんも付けられないし…。ダストの勢いが弱まった時、その進化が発揮されそうです。
まとめ
以上、強化拡張パック「新たなる試練の向こう」とハイクラスパック「THE BEST OF XY」の新GX・MEXポケモン考察でした。中打点好きとしてはエンニュートGXに可能性を感じます。MバクーダEXもおもしろそうですね。この中から大型大会で活躍するポケモンが出てくるか、要注目です。
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