【漫画さっくりレビュー】「ダーウィン事変」1巻

この記事は約2分で読めます。
※このブログにはプロモーションが含まれています。

ヒトとチンパンジーのハイブリッドとして生まれた”チャーリー”。やがて成長しハイスクールに通い始めた彼の周囲には、様々なトラブルが…?

うめざわしゅん氏の漫画「ダーウィン事変」1巻のさっくりレビュー。

スポンサーリンク

1分で読めるあらすじ

  1. 生物化学研究所を襲った「動物解放同盟(ALA)」が、流産しかけのチンパンジーを発見、動物病院へ。
  2. 生まれた赤ん坊はヒトとチンパンジーの交雑種(ハイブリッド)、”ヒューマンジー”だった!
  3. 15年後、人間の両親の下で育ったヒューマンジー”チャーリー”は、ハイスクールに通い出す。
  4. 周囲の好奇の目にさらされるも、猫を助けたことがきっかけで、陰キャの少女ルーシーと友人になるチャーリー。
  5. その頃、ニューヨークでは動物殺傷に反対するALAのヴィーガンテロが勃発
  6. そのリーダー格であるマックスは、チャーリーをヴィーガン活動の象徴とするべくその周囲をうろつき、そしてチャーリーの両親にも危険が…?

「ダーウィン事変」1巻・レビュー

事情は不明だが、とある科学者の手により生み出された”ヒューマンジー”チャーリー。その特異な外見につい目が行ってしまうが、実は高度な知能と驚異的な運動能力を持つ

そんな彼をクラスメートたちは奇異の目で眺め、また幼少時に起こした「トラブル」により、警察からもマークされる存在。そして周囲は無意識の内に彼に問う。「お前は果たして人間なのか?チンパンジー(動物)なのか?」

しかし彼はヒトでもチンパンジーでもない”ヒューマンジー”であり、”チャーリー”という個である。彼を偏見の目で見る人間に対し、彼がアイロニーも含めた「個」としての答えを返す時、読者自らが偏見に囚われていることに気づく、そんな気づきの構図がとても面白い。

また、うめざわしゅん氏によるリアルな描画・ストーリーも、本作の大きな魅力。近い将来、本当にこんなことが起こりそう、と思わせるリアリティや、迫力あるアクション・シーンに、グイグイ引き込まれる。注目のヒューマン&ノン・ヒューマン・ドラマである。

コメント

タイトルとURLをコピーしました