ウルトラコレクションキャンペーン絡みで、ややフライング気味に公開されたポケモンカードの強化拡張パック「ダークオーダー」。
名前の通り、今度は悪タイプをメインに強化する弾のようです。
本記事ではポケカ公式の情報を元に、ダークオーダーのポケモンGX・プリズムスターを紹介します。
ガオガエンGX
炎タイプとしてサン&ムーンの最初期に登場した「ガオガエンGX」。強化拡張パックダークオーダーでは、悪タイプとして登場。悪そうな顔してるしね(笑)。
- 2進化
- 悪タイプ
- HP250
- 逃げエネ:3
- 弱点:闘
- 抵抗力:超
特性:スカーチャージ:
自分の番に1回使える。このポケモンにダメカンを3個のせる。その後、自分の山札にある悪エネルギーを3枚まで、このポケモンにつける。そして山札を切る。
クラッシュパンチ(130ダメージ):
エネルギー:無無無
相手のバトルポケモンについている特殊エネルギーを、1個トラッシュする。
DDトルネードGX:
エネルギー:無無無
このポケモンにのっているダメカンの数×50ダメージ追加。
言いたいことは!いっぱいあるが!順に一つずつ。
まず特性「スカーチャージ」が強すぎるぅ!「傷(scar)」の名の通り、ダメージを追ってエネ加速をする特性。しかしダメカン3個と引き換えに山札からエネ3つを付けるのはやりすぎ。ガオガエンGXにエネを貼る必要がなく、またダメカンが後述のダメージアップにも繋がるという。
ワザ「クラッシュパンチ」はエネ色を選ばずに130ダメージ+特殊エネ確定破壊。中打点ですが、文句なしの強さ。
そしてGXワザ「DDトルネードGX」は、基本10ダメージに加え、ガオガエンGXにのっているダメカンの数×50ダメージを追加。つまり一度スカーチャージを使っていれば160ダメージ、こだわりハチマキ込みで190ダメージまでアップします。
さらに!スカーチャージは「自分の番に1回」使うことが可能。なのでガオガエンGXにダメカンをさらにのせてダメージアップを図ることができます。またエネは山札からなので、必ずしも付ける必要はありません(テキストの前半だけを処理すれば良い)。
仮にスカーチャージを2回使えば、DDトルネードGXのダメージは310ダメージに。これは強すぎ…。
スカーチャージのテキストは「手札から出して進化した時」とか、「トラッシュからエネを付ける」とかにした方が良かったのでは、と思わずにはいられない強さ。仮に特性が止められないとすれば、ガオガエンGX無双も夢ではない?
フーパGX
映画に登場したポケモンですが、なんだかんだ言ってよく登場するフーパ。「フーパGX」として初のGX化です。
- たね
- 悪タイプ
- HP190
- 逃げエネ:3
- 弱点:闘
- 抵抗力:超
ローグリング:
エネルギー:悪エネ一つ
自分の山札にある好きなカードを2枚まで、手札に加える。そして山札を切る。
ダークストライク(160ダメージ):
エネルギー:悪悪悪
次の自分の番、このポケモンは「ダークストライク」が使えない。
デビルハンドGX:
エネルギー:悪悪悪
相手の「ポケモンGX・EX」を6回選び、選んだポケモン全員に、弱点・抵抗力を計算せず、選んだ回数×30ダメージ。(1匹を2回以上選べる。)
上ワザ「ローグリング」は悪エネ一つで山札から好きなカードを2枚、持ってこれるワザ。なんでもいい、というのが強いですね。次の動きにつなげることができます。
下ワザ「ダークストライク」は、160ダメージで次の番に使えないワザ。良くあるタイプのワザですが、エネ要求が少し重ため。
ちょっとややこしいのがGXワザ「デビルハンドGX」。要は180ダメージを30ダメージずつ、6分割して、相手のポケモンGX・EXに好きなように与えられる、ちゅうことですね。
一気に180ダメージを与えるもよし、手負いのポケモンを後追いするもよし。それにしてもまだテキストに「EX」って入れるんですね。エクストラレギュを視野に入れてるのか。
デンリュウGX
超爆インパクトのノーマルタイプに続き、GXとして登場。「デンリュウGX」です。
- 2進化
- 雷タイプ
- HP240
- 逃げエネ:3
- 弱点:闘
- 抵抗力:鋼
パワーリチャージ(30ダメージ):
エネルギー:雷エネ一つ
自分のトラッシュにある「エレキパワー」をすべて、相手に見せてから、手札に加える。
インパクトボルト(150ダメージ):
エネルギー:雷雷
このポケモンについている雷エネルギーを、すべてトラッシュする。
エレクトリカルGX:
エネルギー:雷エネ一つ
自分の山札にあるポケモンを7枚まで、相手に見せてから、手札に加える。そして山札を切る。
なかなかトリッキーな性能を持つデンリュウGX。雷タイプとしては、久々の2進化GXです。
上ワザ「パワーリチャージ」は、雷エネ一つで30ダメージ。注目は、トラッシュのエレキパワーを全て!手札に加えられるところ。理論上では、雷エネ一つで150ダメージ(30+エレキパワー×4)を打ち続けられることに。
下ワザ「インパクトボルト」は雷タイプにありがちなエネトラッシュワザですが、雷エネ2つで150ダメージ出るので、十分現実的。
GXワザ「エレクトリカルGX」は、自分の山札にあるポケモンを最大7枚、手札に加えられます。自分の場の形成に役立ちますが、デンリュウGXを立ててから使うのはちょっと遅いかも?
コバルオンGX
迅雷スパークのビリジオンGXに続き、聖剣士の一体コバルオンが、「コバルオンGX」としてGX化。
- たね
- 鋼タイプ
- HP170
- 逃げエネ:1
- 弱点:炎
- 抵抗力:超
特性:メタルシンボル:
このポケモンがいるかぎり、鋼エネルギーがついている自分のポケモン全員は、特殊状態にならず、受けている特殊状態は、すべて回復する。
デュエルセーバー(50ダメージ+):
エネルギー:鋼鋼
場にスタジアムが出ているなら、60ダメージ追加。
てつのおきてGX :
エネルギー:無色エネ一つ
次の相手の番、相手のポケモン全員はワザが使えない。(新しく出したポケモンも含む。)
BWではビリジオンEXが同様の特性を持っていましたが、それを受け継いだかのような特性「メタルシンボル」。コバルオンGXがいる限り、鋼エネが付いていれば特殊状態を防ぐことができます。
最近、どく・やけど・マヒなどを使うポケモンが増えているので、これは役に立つ特性。レインボーエネルギーやユニットエネルギー雷超鋼でも、その恩恵を受けれます。
ワザ「デュエルセーバー」は、基本50ダメージ、スタジアムが出ていれば110ダメージ。フェアリータイプには効果的ですが、性能的にはまあまあ、と言ったところ。
そしてGXワザ「てつのおきてGX」。これが発動すると、次の相手の番、相手のポケモン全員は、ワザを使うことができません。
ワザを使うことができません!
これは地味に強い。相手のテンポを遅らせることができます。またこの効果を解除できる手段が、今のところ無いのも強み。どのタイプのエネルギーでも使える、というのもいいですね。
カプ・コケコ プリズムスター
雷タイプのポケモンとして、初めてのプリズムスター「カプ・コケコPS」。
特性「せんじんのまい」は、カプ・コケコPSがベンチにいるならば発動可能。ベンチポケモン2匹にトラッシュの雷エネを一枚ずつ付け、カプ・コケコPS自体はロストゾーンへ送ります。
はなからワザを打つことは期待されていない、エネ加速用のカードですね。序盤・中盤・終盤問わず、役に立ちます。雷タイプ必携のカードになりそう。
ブラックマーケットプリズムスター
プリズムスターのスタジアムはこれまでにいくつか出ましたが、ある意味、最強と言っていいのではないでしょうか。「ブラックマーケットプリズムスター」です。
このスタジアムが出ていると、悪エネルギーがついている悪ポケモンは、ワザダメージを受けてきぜつしたとき、とられるサイドが1枚少なくなります。
ノーマルポケモンならサイドは取られず、GXでもサイドは一枚しか取られない。これは強い…!悪タイプデッキに必携のPSになりそう。
ちなみにプリズムスターのスタジアムは、フィールドブロアーでははがせません。別のスタジアムで上書きするか、もしくはホワイトキュレムのようなスタジアム破壊ワザではがす必要があります。
対応しておかないと、ブラックマーケットPSが出た時点で積んでしまう、という可能性も。スタジアムが少なめのデッキは、スタジアムを拾えるサポート「ルザミーネ」を入れておくと良いかもしれません。
まとめ
以上、ポケモンカード強化拡張パック「ダークオーダー」から、ポケモンGX・プリズムスターのご紹介でした。
悪タイプのガオガエンGX・ダークライGX、そしてブラックマーケットPSが強いのは、もう言うまでもありませんね。シンプルに悪タイプ強化!という感じです。
意外だったのは、デンリュウGX・カプ・コケコPSと、地味に強い雷タイプを出してきたこと。迅雷スパークのポケモンやトレーナーズと合わせれば、強力な雷デッキが作れそうです。
強化拡張パックということで悪・雷・鋼に特化していますが、それぞれのタイプのデッキが好きな方には、強力なカードが手に入る、といった感じのダークオーダーです。
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