XY9「破天の怒り」、もう皆様大体カードのチェックは終わったでしょうか。購入はまだ、欲しいカードが揃っていない、という方もカードリストも公開されているので、全貌を確認できたかと思います。
さて、そんなXY9で気になるのはテキストの複雑さ。傾向としては前弾XY8の「パラレルシティ」「サカキの計画」あたりから、徐々に使い方を間違いやすいカードが増えてきたのではないかと思います。XY9では特にサポ・エネに注意すべきテキストが多いのでは。そんなXY9のカードで注意しておきたいカードを確認してみたいと思います。
サイキッカーの心眼
相手の手札を見る。自分の手札を好きなだけトラッシュし、トラッシュした枚数ぶん、自分の山札を引く。
相手の手札を見る。その後にトラッシュするのは「自分」の手札。相手の手札をトラッシュしてはいけません。
こわいおねえさん
場に出ているスタジアムをトラッシュする。その後、相手は相手自身の手札を3枚選び、トラッシュする。
相手の手札を3枚にできる怖いカード。しかし効果が働くのはスタジアムをトラッシュした後。つまりスタジアムが出ていないと効果が発動しません。というかサポ自体使うことができないでしょう。「その後」と書いてあるテキストは処理に注意が必要ですね。ちなみにスタジアムが出ていて相手の手札が0枚の時は使用できるそうです。そーなんだ?
時のパズル
「時のパズル」は同時に2枚まで使え、使った枚数によって効果が変わる。
◆1枚使ったなら、自分の山札を上から3枚見て、好きな順番に入れ替えて、山札の上にもどす。
◆2枚使ったなら、自分のトラッシュから好きなカードを2枚選び、相手に見せてから、手札に加える。(この効果は、2枚で1回はたらく。)
使った枚数で効果が変わる、という初めてのカード。と同時にXY9で一番ややこしいカード。「1枚使うか」「2枚使うか」というところに選択肢があり、1枚使った後にもう1枚使っても、2枚同時使用の効果は得られません。これ息子が早速勘違いしてましたw。使い方間違える子どもが続出するんじゃないかなぁ。
スプラッシュエネルギー
このカードをつけている水ポケモンが、相手のポケモンからワザのダメージを受けてきぜつしたとき、トラッシュせずに手札にもどす。(ポケモン以外のカードは、すべてトラッシュする。)
XY9の特殊エネ枠。「ポケモン以外のカードはすべてトラッシュ」に注意が必要ですね。ポケモンのどうぐやエネを手札に戻してはいけません。
ピーピーマックス
自分の山札を上から6枚見て、その中の基本エネルギーを1枚選び、自分のベンチのたねポケモンにつける。残りのカードは山札にもどし、山札を切る。
BWのピーピーエイドの上位互換ともいえるカード。しかし「ベンチ」の「たねポケモン」にしかつけることができない、という点に注意が必要です。バトルポケモンや進化したポケモンにはエネをつけることができません。
闘魂のまわし
このカードをつけているたねポケモンの最大HPは「40」大きくなり、そのポケモンが使うワザの、相手のバトルポケモンへのダメージは「+10」される。
最大HPが40大きくなりワザのダメージもプラス10されるという強力なカードですが、こちらもピーピーマックス同様、「たねポケモン」が対象です。進化ポケモンではその効果が働きません。ただし進化ポケモンでも効果はないけど付けること、はできるでしょう。
リバースバレー
このカードは、上下の向きを選んでから場に出す。こちら側のプレイヤーの場にいる鋼ポケモンが、相手のポケモンから受けるワザのダメージは「-10」される。
このカードは、上下の向きを選んでから場に出す。こちら側のプレイヤーの場にいる悪ポケモンが使うワザの、相手のバトルポケモンへのダメージは「+10」される。
パラレルシティに続く、向きで効果の異なるスタジアム。テキスト自体は良く読めばわかるのですが、とにかく見にくい!もっと文字を読みやすく改善して欲しいものです。ところでスタジアムを出せるのは「自分の番に一回」です。自分の番に二回、手札からスタジアムを出すことはできません。このルール知らない方が意外に多いのでご注意を。
まとめ
以上、XY9「破天の怒り」で解釈を間違えそうなテキストを持つカードをご紹介しました。カードを良く読めばわかる?ごもっとも。しかし意外と重要事項を読み落としていたり、解釈を間違えている人がいるものです。特に子どもは勘違いしたままプレイしていることも多々あり、それが勝敗に関わってくることも。若年層のプレイヤーが多いポケカ。テキストを正しく理解して、啓蒙に努めたいところです。
コメント