【感想】「ダンジョン飯」1巻-食料現地調達な冒険者たち。

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九井諒子「ダンジョン飯」1巻の感想です。タイトルからしてユーモア巻あふれるこの「ダンジョン飯」。冒険者たちがダンジョン(地下迷宮)を食料現地調達することで進む、という話題のマンガです。

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あらすじ

戦士のライオスはダンジョン内で戦闘中に、妹のファリンをドラゴンに食べられてしまう。間一髪、妹の魔法によりダンジョン外に逃れたライオス一行は、ファリンを救うべく再びドラゴンに挑むことを決意。しかし冒険に先立つものがない-。そこで兼ねてよりモンスターの調理に興味があったライオスは、食料をモンスターで賄うことを決意。嫌がる仲間たちを説き伏せ、自給自足の冒険が始まるのであった…。

感想

「龍のかわいい七つの子」「ひきだしにテラリウム」などの短編集で人気の高い九井諒子氏の初長編連載。ここ数年、人気のあるグルメものとRPG(ロールプレイングゲーム)風ファンタジーの組み合わせというありそうで無かった発想。それを実力派の九井氏が描くということで、おもしろくないわけがない!

舞台がファンタジーRPGの世界なので、読むにあたって若干の予備知識はあった方がいいでしょう。もちろん「ドラクエをやったことがある」レベルでOK。劇中、キャラクターがスライム(ドロドロの粘体モンスター)に口を塞がれて呼吸ができなくなり、「そういえば初めてしんだのもスライムだった」と自分が過去に何回か死んだことを想起させるシーンがあります。これは「何度しんでも生き返ることができる」というゲームのお約束を逆手に取ったパロディネタ。ゲーム経験者ならば思わず「あるある!」と手を叩いてしまう、「ゲームあるある」にクスリときます。

一件マジメ風だがモンスターを食することに密かな情熱を燃やす戦士ライオス、モンスターの調理に異常に詳しいドワーフのセンシ、高い技能を持つハーフフットの鍵師・チルチャック、そしてツッコミ役の魔法使い・エルフのマルシル。彼らは無事、ファリンを救うことができるのか?彼らのこれからのグルメレポート、じゃなくって冒険の旅から目がはなせません。

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