ポケモンカードの拡張パック「オルタージェネシス」に収録のカードから、ポケモンGXをチェックします。
「オルタージェネシス」!サン&ムーンのパック名でも屈指の難しさ・覚えにくさですね(笑)。
アルセウス&ディアルガ&パルキアGX
「アルセウス&ディアルガ&パルキアGXをベンチに出します」って、なげーよ!絵面が凶悪な3体が一枚になっちゃった「アルセウス&ディアルガ&パルキアGX」。
- たね
- ドラゴンタイプ
- HP280
- 逃げエネ:3
- 弱点:フェアリー
- 抵抗力:無し
アルティメットレイ(150ダメージ):
エネルギー:水鋼無
自分の山札にある基本エネルギーを3枚まで、自分のポケモンに付きなようにつける。そして山札を切る。
オルタージェネシスGX:
エネルギー:鋼+
この対戦が終わるまで、自分のポケモン全員が使うワザの、相手のバトルポケモンへのダメージはすべて「+30」される。追加で水エネルギーが1個ついているなら、そのワザのダメージで相手のバトルポケモンをきぜつさせた場合、サイドを1枚多くとる。
ワザ「アルティメットレイ」は水鋼無というやや付きにくいエネ要求、かつ150ダメージの中打点。しかし山札から基本エネ3枚を自分のポケモンに、しかも好きなように付けられる、という強力なエネ加速性能。
そして問題の「オルタージェネシスGX」。鋼エネ1個で、以降ゲーム内で自分のポケモンが使うワザのダメージが、すべてプラス30!アルティメットレイも常時180ダメージになり、カプ・テテフGXもハチマキ無しでワンパンです。
さらに水エネが1個ついていれば、ワザダメージによるきぜつ時に、サイドを1枚多く取れる!という…。しかも「アルセウス&ディアルガ&パルキアGX」以外のポケモンにも同様の効果が働きます。
これ、バランス的に大丈夫?特に深刻なのが、非GXポケモン中心のデッキ。3体きぜつさせられたらゲーム終わっちゃいますからね…。カウンター的なカードが登場するんでしょうか。
アーゴヨン&アクジキングGX
凶悪なウルトラビーストが手を組んだ!「アーゴヨン&アクジキングGX」。上の「アルセウス~」と同じくドラゴンタイプ。同一拡張パックに2種のドラゴンタイプTAGTEAMが入っているとは。
- たね
- ドラゴンタイプ
- HP280
- 逃げエネ:3
- 弱点:フェアリー
- 抵抗力:無し
特性:ぼうしょく:
自分の番に1回使える。自分の手札にあるポケモンを1枚トラッシュする。その後、このポケモンのHPを「60」回復する。
ジェットピアス(180ダメージ):
エネルギー:超悪無
カオスオーダーGX:
エネルギー:無+
自分のサイドをすべてオモテにする(対戦が終わるまで、そのサイドはオモテのまま)。追加で超エネルギーと悪エネルギーが1個ずつついているなら、自分のサイドを2枚とる。
手札からポケモン1枚トラッシュでHP60回復の特性「ぼうしょく」。ただでさえHPの高いアーゴヨン&アクジキングGXを、より長く場に留まらせることができます。
ワザ「ジェットピアス」はエネ色が2色ですが、ウルトラビーストでありタッグチームGXであるこのカード。エネ加速方法はいくらでも。一度エネがつけば、無条件で180ダメージ連打は強力。
そして恐怖のGXワザ「カオスオーダーGX」。エネルギーが超悪無とついていれば、なんと問答無用でサイド2枚をゲット。サイドに関係したワザがウルトラビーストの持ち味とは言え、大丈夫かこの効果…?サイドレースを一歩抜け出す大きな力を発揮するでしょう。
メガミミロップ&プリンGX
無色タイプの「メガミミロップ&プリンGX」。メガヤミラミに続き、メガミミロップがメガ進化勢からタッグチームGX化。
- たね
- 無色タイプ
- HP240
- 逃げエネ:1
- 弱点:闘
- 抵抗力:無し
ジャンピングバルーン(60ダメージ+):
エネルギー:無無無
相手の場の「ポケモンGX・EX」の数×60ダメージを追加。
パフスマッシャーGX:
エネルギー:無+
相手のバトルポケモンをねむりにする。追加でエネルギーが4個ついているなら、相手のベンチポケモン1匹に、200ダメージ。
エネ3つで使えるワザ「ジャンピングバルーン」は、基本60ダメージに相手の場のポケモンGX・EXの数×60ダメージを追加。というわけでマックス420ダメージの大火力!
…って、メガミミロップ&プリンGXが出た時点で、相手がGXを並べるわけがないw。非GXデッキ相手に60ダメージしか出ないのもツライ。
GXワザ「パフスマッシャーGX」はエネ一つで使えますが、効果が「ねむり」のみ。せめてマヒにして欲しいよなぁ。追加でエネ4つがついていれば、ベンチ1匹に200ダメージですが、エネ5つでタッグチームGXの倒せないベンチ狙撃を撃つ余裕があるか。
てな感じで、正直ちょっとハズレな性能。どうしても使うとしたら、トラッシュに落としてミュウミュウでワザをコピるか…。
ウルガモスGX
久しぶりに見たね、のウルガモス。遂に「ウルガモスGX」としてGX化。公式で特設ページを作ってもらえない不憫なやつ。
- 1進化
- 炎タイプ
- HP210
- 逃げエネ:3
- 弱点:水
- 抵抗力:無し
特性:れっかだん:
自分の番に1回つかえる。自分の手札にある炎えねるぎーを1枚トラッシュする。その後、相手のポケモン1匹に、ダメカンを2個のせる。
バックファイヤー(160ダメージ):
エネルギー:炎炎無
このポケモンについている炎エネルギーを、2個手札にもどす。
だいねっぱGX:
エネルギー:炎エネルギー1つ
相手の場のポケモン全員についているエネルギーを、1個ずつトラッシュする。
ジュナイパーGXのフェザーアローに似た効果を持つ特性「れっかだん」。炎エネを一枚トラッシュする必要がありますが、自由にダメカン2個を置けるのは後半じわじわ来ます。
ワザ「バックファイヤー」は160ダメージ後、炎エネ2枚を手札に戻す、という効果。エネが3つしか付いていないとバックファイヤー連打はできませんが、れっかだんに繋げられるのは状況によっては便利。
GXワザ「だいねっぱGX」は相手ポケモン全員からエネを1枚ずつ剥がす妨害効果。エネ1つで撃てるのが強みです。ゲーム後半に使うと、意外と相手の動きが止まるかもしれませんね。
フライゴンGX
毎回ユニークな能力を持って登場するフライゴンも、「フライゴンGX」としてGX化。オルタージェネシスではドラゴンではなく、闘タイプです。
- 2進化
- 闘タイプ
- HP240
- 逃げエネ:2
- 弱点:草
- 抵抗力:無し
特性:さじんのまもり:
このポケモンがバトル場にいるかぎり、自分のポケモン全員が、相手のポケモンから受けるワザのダメージは「-30」される。
デザートハリケーン(120ダメージ+):
エネルギー:闘闘闘
場にスタジアムが出ているなら、120ダメージ追加。その後、そのスタジアムをトラッシュする。
ソニックエッジGX(220ダメージ):
エネルギー:闘闘闘
このワザのダメージは、相手のバトルポケモンにかかっている効果を計算しない。
特性「さじんのまもり」は、間違いなく役に立つもの。フライゴンのHPを素の状態で実質HP270にし、かつベンチへのバラマキを防ぎます。カプ・コケコ涙目。
ワザ「デザートハリケーン」は基本120ダメージ、条件次第で240ダメージ。連打をするのは難しそうですが、闘タイプは攻撃力アップの手段が豊富なので、うまく使えばタッグチームGXもワンパンできそう。
GXワザ「ソニックエッジGX」は220ダメージの貫通ワザで、これまた大火力。しかし闘タイプの宿命とはいえ、エネはやっぱり重たいよなぁ…。工夫してフライゴンGXを活躍させたいものです。
オドリドリGX
SM初期に大量発生したオドリドリが、「オドリドリGX」としてGX化。超タイプでの登場です。
- たね
- 超タイプ
- HP170
- 逃げエネ:1
- 弱点:悪
- 抵抗力:闘
特性:たむけのまい:
前の相手の番に、自分のポケモンがきぜつしていたなら、自分の番に1回使える。自分の山札を3枚引く。この番、すでに別の「たむけのまい」を使っていたなら、この特性は使えない。
するどいはね(80ダメージ):
エネルギー:超無無
ひるがえすGX(100ダメージ):
エネルギー:超無無
このポケモンをベンチポケモンと入れ替える。
特性「たむけのまい」が超つかえるヤツ。前の相手の番に自分のポケモンがきぜつしていれば、自分の山札を3枚ドローできます。
とは言え、それワザはフツー。基本的には「たむけのまい」を使いたい人用、でしょうか。オドリドリが大集合したオドリドリ&オドリドリ&オドリドリ&オドリドリGXが良かったな…。
まとめ
以上、ポケモンカード拡張パック「オルタージェネシス」から、ポケモンGXのご紹介でした。
まとめると今回は、TAG TEAM GXはドラゴンタイプ×2・無色タイプ×1、通常GXは炎・闘・超から1枚ずつ、といった収録内容。特にドラゴンタイプの2種は超強力。ハマれば一瞬で場を支配してしまうでしょう。
次点で注目したいのは、ウルガモスGX。特性でダメカンをのせながらバックファイヤーで160ダメージ。だいねっぱGXで妨害効果も期待できます。が、それ以外のGXがちょっと物足らない?感じ。BOX購入するユーザーも悩ましいのでは。
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